阪神・藤川球児新監督(44)が17日、みやざきフェニックス・リーグの楽天戦(サンマリン)を視察した。3回終了時で降雨ノーゲームとなったが、試合前には来季4年目の前川ら参加メンバー、2軍首脳陣の前で就
任後初の訓示。その内容について、新指揮官が報道陣に「選手に聞いてください」と語った意図とは―。小松真也記者が真意を「見た」。球団関係者が指揮官の思いを一早く伝えるために急いで書いたようだが、特に「各自―」以下の文章は波線で強調されていた。「マスコミに話してはいけない」ならまだしも、これは一体…。そう、求めていたのは若虎たちの主体性だった。何を言われ、どう受け止めたか。プロである以上、自らの口でファンに発信することで責任や自覚を促したかった-。近年、自身がメディアの立場からチームを見て「みんなふさぎ込んで、話しにくくなっているのでは」と疑問を抱いたからこそ、球児流の意識改革に乗り出した。
訓示では期待の前川、井上の個人名も出されたという。前川は「今年初めて1軍に帯同させてもらって、ほっとした気持ちはあると思うけど、のんびりせずにちゃんと取り組めということを言ってもらった。強い意思を持って頑張りたい」と決意した。目指すのはコーチ、選手、スタッフ、皆が主体的に動く集団。青年監督の狙いが色濃く出た始動日だった。(小松 真也) 〇…藤川監督は来季3年目・門別に原点回帰を求めた。最速151キロ左腕は3回1安打無失点も、この日は最速144キロ止まり。今季5登板したが、シーズン中盤以降に球速が落ちており、指揮官は「1軍でプレーして、抑えたいという気持ちが強くなってくるんですよ。抑える事を中心にすると、案外近道なようで遠回りになる。球種の使い方の問題なので、秋の段階からは改善して」と本来の投げっぷりを求めた。門別は「しっかり腕を振っていけるように」と受け止めた。
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