阪神岡田彰布監督(66)が、阪神監督通算500勝を挙げた。雨中のヤクルト戦を制し、球団歴代1位の藤本定義氏の514勝まで14勝に迫った。4回無死満塁では先発の… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
雨中のヤクルト戦を制し、球団歴代1位の藤本定義氏の514勝まで14勝に迫った。4回無死満塁では先発の9番才木浩人投手(25)に「三振指令」を出し、決勝の押し出し四球奪取に導いた。7試合ぶりに1番に戻した近本光司外野手(29)が適時打を放つなど、采配が光った。貯金6で首位をキープ。記念星を通過点とし、球団初のリーグ連覇へ突き進む。岡田監督は試合後、阪神園芸のスタッフから「おめでとうございます」と祝福された。「意味が分からへんかった、『おめでとう』の」。阪神監督通算500勝。取材で問われ、初めてメモリアル星だったと知った。「それは積み重ね。本当に全然知らなかった」。球団歴代1位の藤本定義氏まで14勝に迫っても、あくまで通過点ということだ。
2-2の同点、4回無死満塁で動いた。打席に向かう直前の9番才木に、今岡1軍打撃コーチを通して「三振せえ」と伝えた。才木は同コーチに「ボール球まで振るんですか?」と天然ボケをさく裂。指揮官は「ボール球振ったらあかんやろ」と苦笑いだった。伝言通りにスイングを仕掛けず、フルカウントから押し出し四球。「何を言いよん、三振せえ言うことは振るなって言うことやから」と頭をかいたが、才木は指令を守り決勝点を呼び込んだ。 試合前にも動いていた。近本を呼び出しヒアリング。6試合連続で3番を務めていたが、7試合ぶりの1番復帰を決めた。「1番の方が楽に打てます言うてた。3番に入れたら率も悪いから」と負担を減らす狙いもあった。才木の四球に続き、近本が16打席ぶりの安打となる右前適時打。選手を思う采配がハマった。
普段は選手と必要以上には話さないスタイル。それでも才木は「最近勝ててないからと言って、勝ちがつくまで投げさせてくれたこともあります」。岡田監督のもとで昨年ブレークした村上も「ここがあかんかったから代えたんや、と言ってくださることもある。見てくれているんだな」と言う。「選手の給料を上げてやるのも監督の仕事」と胸に刻む指揮官は、日々ナインを観察し、実行に移す。その積み重ねでここまで来た。 3カード連続勝ち越しで首位キープ。交流戦前の勝率5割以上を確定させ、21日からは2位広島との3連戦だ。岡田監督も「流れがいいよな」と認めた。その目は次の1勝、その先に待つリーグ連覇だけを見つめる。【中野椋】
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