打線が奮わず、2連敗の阪神・岡田彰布監督(66)は“お手上げ”だ。「(打線の)真ん中でヒット出えへん。こんなんで勝つのは無理や、ハッキリ言うて」。4安打1得点で、5回以降は一度も快音がなかった。特に
3番から6番の中軸は無安打。「そら、点入らんわ」と苦笑いした。
初回、2回と先頭の四球を生かせずに無得点。3回先頭の近本が右前打と二盗で好機を生み、中野が同点打を放ったが、勢いは止まった。続くノイジーが三ゴロ併殺に倒れ、以降は見せ場なし。甲子園での広島戦は22年4~5月以来の4連敗となった。昨年5月20日から今年4月9日までCSを含めて11連勝していた本拠地の対赤ヘルは現在、逆に大苦戦。今季5戦はすべて2得点以下に沈み、指揮官は「内容も悪すぎる。打ち取られ方のな」と首をかしげた。 原因の一つを「そんな低めはこない。ミーティングで、もう複数回いうてる」と解説。昨季は低めを見極めて12球団最多494四球を選んだが、広島に限らず、他球団の対策は必然だ。高めへの配球も目立ち「開幕前から言うてるよ、攻め方を変えてくるって」と指摘。対応が見られない一方で「でも、力負けやで。高めの真っすぐに力負けの空振り」と根本的な問題と受け止めた。
2位・巨人には4月23日以来の0・5差に接近された。5月は1勝4敗2分け、チーム打率2割6厘と苦しい。昨年は球団最多タイの月間19勝(5敗)と加速した同月に「毎日(調子が)上がるようにやってるけど、上がらへんのはしゃあない」と“我慢の時”を迎えた。(安藤 理)
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