【 西武 】 mlb レッズ 自由契約・ 秋山翔吾 にオファー Ｖ切り札へ渡辺久信GM「当然戦力」 野球 baseball
たやると決めるんだったら、ウチとしても当然、戦力として考えている。（日本復帰を決断すれば）５月に帰ってくるという話なんで。しっかりオファーは出す」と、明らかにした。米国滞在中の秋山とすでに連絡を取り獲得の意思を伝えており、帰国が正式に決まれば条件などの詳細を詰めていくことになる。
古巣がシーズン２１６安打の日本記録を持つ安打製造機獲得へ名乗りを上げた。秋山は１９年オフ、西武からＦＡでレッズに移籍。３年契約最終年の今季はオープン戦で苦しみ、開幕ベンチ入り２８人から外れ実質的な戦力外となった。その後マイナー降格を選択せずフリーエージェントとなっていた。そこから約１か月。本人は米国でのプレーを強く希望し、現地で調整していたがここまで進展はない。 西武は今季、課題の１番を固定できず、正捕手の森も右手人さし指の骨折で欠いている。渡辺ＧＭは「アキの出塁率はすごくよかった。打線は最近はちょっと機能してきているんだけど、やはり、いるといないじゃ、絶対違う。ファンも帰ってきてほしいと思っている」と、優勝への切り札として空き番となっている背番号「５５」の復帰に期待した。同ＧＭは「あとはプロなんで、いろんな条件面とかも関係してくる」と説明。秋山の動向にはソフトバンクなど国内他球団も注視しており、古巣以外からもオファーが集まる可能性もある。
◆米国での秋山 １９年オフに日本人として初めてレッズと契約（３年総額２１００万ドル）。オープン戦で１本塁打を含む打率３割１分３厘をマークしたが、コロナ禍で開幕が４か月遅れた上に６０試合に短縮された影響で、１年目は打率２割４分５厘、本塁打なし。昨季は開幕前に左太もも裏を痛めて出遅れ、８８試合で打率２割４厘に終わった。今春はノーステップ打法など打撃改造を試みたが、オープン戦７試合で打率１割８分２厘と低迷し、４月３日に開幕ロースター外。２日後にマイナー降格を拒否し、退団した。 ◆秋山 翔吾（あきやま・しょうご）１９８８年４月１６日、神奈川・横須賀市生まれ。３４歳。横浜創学館高、八戸大を経て２０１０年ドラフト３位で西武入団。１５年にはプロ野球記録のシーズン２１６安打。日本通算１２０７試合で１４０５安打、１１６本塁打、打率３割１厘。タイトルは首位打者１度、最多安打４度など。海外ＦＡで２０年からレッズ移籍。今年４月、戦力外となりＦＡに。１８３センチ、８８キロ。右投左打。今季年俸８００万ドル（約１０億４０００万円）。
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