【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(829)立花隆さん、「知の巨人」はちょっと違う 立花隆さんを「知の巨人」というのはちょっと抵抗がある。立花さんはすぐれたジャーナリストだ。 「田中角栄研究」では徹底した資料の分析によって、「日本共産党の研究」では徹底した取材…
好奇心と難しいことをわかりやすく書く能力で立花さんにかなう物書きは少ない。〈給付金制度を熟知したキャリア官僚の二人が〉〈給付金制度を悪用し〉550万円を詐取したというのだから話にならない。しかも2人は慶応付属中・高から慶大に進学。新井容疑者の方は、その後東大に転じ、司法試験にも合格という絵に描いたようなエリート。〈政界、財界、メディアといった〝五輪ムラ〟ご一行の謀略や企みを今のうちにきちんと暴いておかないと〉と狙いはいいのだが、全体的に突っ込み不足と今さら感。〈これまで民放各局の情報番組は、開催に懐疑的な方向で番組作りをし、コメンテーターも中止論が大勢を占めていた。が、今後は一転して「五輪応援企画」を増やしていく予定〉
好奇心と難しいことをわかりやすく書く能力で立花さんにかなう物書きは少ない。〈給付金制度を熟知したキャリア官僚の二人が〉〈給付金制度を悪用し〉550万円を詐取したというのだから話にならない。しかも2人は慶応付属中・高から慶大に進学。新井容疑者の方は、その後東大に転じ、司法試験にも合格という絵に描いたようなエリート。〈政界、財界、メディアといった〝五輪ムラ〟ご一行の謀略や企みを今のうちにきちんと暴いておかないと〉と狙いはいいのだが、全体的に突っ込み不足と今さら感。〈これまで民放各局の情報番組は、開催に懐疑的な方向で番組作りをし、コメンテーターも中止論が大勢を占めていた。が、今後は一転して「五輪応援企画」を増やしていく予定〉