11月のアメリカ大統領選に向けた民主党全国党大会は2日目の20日、党代議員による形式的な投票を行い、ハリス副大統領を大統領候補に指名すると確認した。この日の最後に登壇したオバマ元大統領は、自分の選挙戦で有名になったスローガン「Yes, we can」をもじって「Yes, she...
この日の最後に登壇したバラク・オバマ元大統領は、自分の選挙戦で有名になったスローガン「Yes, we can(そう、自分たちにはできる)」をもじって「Yes, she can(そう、彼女にはできる)」と強調。ただし、今回の選挙は接戦だと警告し、全員がこれから11月5日の投票日までの77日間、必死に努力して「より安全で、より公平で、より平等で、より自由な国を全員で築く」ため、ハリス氏とミネソタ州のティム・ウォルズ州知事を、それぞれ大統領と副大統領に当選させようと呼びかけた。「彼が二度とホワイトハウスに近づかないよう、全員でそれを確実にしていこう」と呼びかけた。
また、この日の冒頭には、トランプ前大統領の広報担当だったステファニー・グリシャム氏が登壇し、自分はかつてフロリダ州のマール・ア・ラーゴでトランプ家としばしば休暇を共にし、テレビカメラのない場所で前大統領の言動を目にしたと述べた。紹介されて電話で初めて話した時のハリス氏が「よく笑った」のだと言い、「みんなもあの笑い、知ってるよね。あの笑いが僕は大好きなんだ」と述べた。 今年の選挙戦でトランプ候補は、バイデン政権の国境管理の失敗によってアメリカに不法移民があふれれば「black jobs(黒人の仕事)」がアフリカ系アメリカ人から奪われると発言。この発言はアフリカ系を中心に大勢から批判されている。 イリノイ州上院議員として2004年の民主党大会で演説して一気に全国区の知名度を得たオバマ氏は、「この党大会はいつでも、この国は特別だと信じる、変わった名前の子供に優しかった」と感謝したうえで、2008年に大統領候補になった自分がジョー・バイデン氏を副大統領候補に選んだのは、「自分にとって最高の判断のひとつだった」と述べ、バイデン氏の共感力やまともさ、たくましさ、「この国の全員がもっといいチャンスを得る資格があるという信念」をたたえた。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
【米大統領選2024】 カマラ・ハリス副大統領とは 選挙戦撤退のバイデン氏が後任候補に支持11月に行われる米大統領選の本選まで4カ月を切るなか、カマラ・ハリス副大統領は苦境に立たされた。
続きを読む »
【米大統領選2024】 共和党、バイデン氏の大統領辞任を要求アメリカのジョー・バイデン大統領が21日に 大統領選挙からの撤退を表明した のを受け、野党・共和党の多数の議員がバイデン氏に対し、大統領を辞任してホワイトハウスを去るよう求めている。
続きを読む »
【米大統領選2024】 ハリス氏、民主党の候補者指名に必要な代議員の過半数を確保 米報道アメリカのカマラ・ハリス副大統領が、11月の大統領選挙の民主党大統領候補に指名されるのに必要な党代議員の過半数の支持を獲得したと、BBCが提携する米CBSニュースが22日報じた。
続きを読む »
【米大統領選2024】 ハリス氏はトランプ氏に勝てるのか? 強みと弱点ジョー・バイデン米大統領が大統領選からの撤退を表明してから24時間もたたないうちに、カマラ・ハリス副大統領が民主党の大統領候補指名を獲得する道が開けてきた。しかし、11月に共和党候補のドナルド・トランプ前大統領に勝つという、最も手ごわい挑戦が待っている。ハリス氏の長所と弱点を分析する。
続きを読む »
【米大統領選2024】 ハリス氏が初の選挙集会、トランプ前大統領を非難 本選は「元検事と重罪犯の二択」米大統領選挙の民主党大統領候補に指名されるのに必要な党代議員の過半数の支持を確保したと報じられたカマラ・ハリス米副大統領は23日、激戦州のウィスコンシン州で初の選挙集会を開いた。ハリス氏は、11月の本選は元検事と有罪評決を受けた重罪犯の二者択一になるとし、共和党候補のドナルド・トランプ前大統領への非難を展開した。
続きを読む »
【米大統領選2024】 バイデン氏、「新しい世代に引き継ぐ」のが最善の道 撤退理由を説明11月の米大統領選からの撤退を表明したジョー・バイデン大統領は24日夜、ホワイトハウスの大統領執務室から国民に向けてテレビ演説を行い、撤退を決めた理由を説明。「新しい世代に引き継ぐ」のが最善の道だとした。
続きを読む »