24日の外国為替市場では円が幅広く上昇。対ドルでは一時、1ドル=153円11銭と、5月以来の高値を付けた。キャリートレードの巻き戻しに加え、日本銀行が来週の金融政策決定会合で大幅な政策変更を行うとの臆測から、円の買い戻しが入った。米ハイテク株の下落も円への逃避需要を高めた。
自民党の茂木敏充幹事長は日本時間24日夜、インターネット番組に出演し、「日本経済の再生によってまずは強い日本を作る。それによって強くて安定した円を作っていくということが必要だ」と語った。 カナダ・ドルは米ドルに対して3カ月ぶりの安値。カナダ銀行(中央銀行)は予想通り2会合連続で利下げを実施し、景気下振れリスクについて注意を促した。 米株式相場は続落。超大型ハイテク企業の決算シーズンが期待外れのスタートとなったことで現実を直視せざるを得ない格好となり、強気相場を支えてきた人工知能(AI)ブームは行き過ぎかもしれないとの懸念が強まった。は5%安。AIでの競争でリソースをさらに投入し、設備投資はアナリストの予想を上回った。利益が予想に届かなかった...
ハーグリーブス・ランズダウンのスティーブ・クレイトン氏はハイテク大手7社で構成する「マグニフィセント・セブン」について、今年から「まずまずセブン(So-So Seven)」だと言われ始めるかもしれないとし、テスラとアルファベットの決算は勢いを維持するには不十分だと述べた。 XTBの調査ディレクター、キャスリーン・ブルックス氏は「巨大ハイテク企業の決算シーズンが始まったが、市場は満足していない。決算には多くの期待がかかっていたが、AIの有効性と利益の可能性に関する疑問に対して明確な答えを示せていない」と語った。 米国債市場では2年債利回りが一時、2月以来の水準に低下した。米金融当局が近く利下げに踏み切るとの思惑が強まったことが背景にある。 ダドリー前ニューヨーク連銀総裁の見解と弱い経済データが注目を集め、利回りは世界的に低下した。ブルームバーグ・オピニオンのコラムニストでもあるダドリー氏は、米連邦公開市場委員会(FOMC)はできれば来週の会合で金利を引き下げるべきだと主張した。 利回り曲線はスティープ化した。5年債利回りが低下する一方、30年債利回りは上昇し、利回り差は2023年5月以降で最大に拡大。利下げが市場の従来予想よりも早く、大幅になる可能性が示唆された。...
トータス・キャピタル・アドバイザーズのポートフォリオマネジャー、ロブ・サメル氏は「まだ夏のドライブシーズンだ」と指摘。「休暇はまだ残っている。需要に関して向こう数週間に良い数字がなお見られる可能性はある」と述べた。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は、前日比63セント(0.8%)高の1バレル=77.59ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は70セント(0.9%)上げて81.71ドルで引けた。 ダドリー前ニューヨーク連銀総裁が米金融当局に利下げを呼びかけたことで、早期の利下げ観測が高まり、朝方低下していた同利回りは上昇に転じた。 金スポット相場はニューヨーク時間午後3時1分現在、前日比1.69ドル(0.1%未満)下げて1オンス=2407.95ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、8.80ドル(0.4%)上げて2464ドルちょうどで引けた。
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