福岡県知事選、しぼんだ奥田氏擁立論 最後は二階氏に促され 元国土交通省局長の奥田哲也氏擁立を模索したのは、自民の古賀誠元幹事長、山崎拓元副総裁や二階派の武田良太総務相らだ。 立候補の意向を示していたが、一転、二階幹事長に説得される形で出馬を断念。
福岡県の小川洋知事の辞職に伴う県知事選(25日告示、4月11日投開票)をめぐり、自民党福岡県連は8日、服部誠太郎副知事の推薦を党本部に申請する方針を決めた。立候補の意向を示していた元国土交通省局長の奥田哲也氏は一転、二階俊博幹事長に説得される形で出馬を断念した。党内には一部で奥田氏を推す動きもあったが、支援の輪が広がらず擁立論はしぼんだ。危惧されていた分裂選挙は回避されることになった。(小沢慶太)県連の原口剣生会長、松尾統章幹事長と国会議員代表の古賀篤衆院議員、大家敏志参院議員が対応を協議し、唯一推薦願が出されている服部氏を推薦候補とすることで一致した。9日の県連選挙対策委員会で正式決定し、推薦願を党本部に送る。財界支援見込めずしかし、県議会が超党派で推すなど、副知事として9年以上にわたって小川県政を支えた服部氏の出馬に向けたレールが敷かれていく中、機運は盛り上がりを欠いた。
福岡県の小川洋知事の辞職に伴う県知事選(25日告示、4月11日投開票)をめぐり、自民党福岡県連は8日、服部誠太郎副知事の推薦を党本部に申請する方針を決めた。立候補の意向を示していた元国土交通省局長の奥田哲也氏は一転、二階俊博幹事長に説得される形で出馬を断念した。党内には一部で奥田氏を推す動きもあったが、支援の輪が広がらず擁立論はしぼんだ。危惧されていた分裂選挙は回避されることになった。(小沢慶太)県連の原口剣生会長、松尾統章幹事長と国会議員代表の古賀篤衆院議員、大家敏志参院議員が対応を協議し、唯一推薦願が出されている服部氏を推薦候補とすることで一致した。9日の県連選挙対策委員会で正式決定し、推薦願を党本部に送る。財界支援見込めずしかし、県議会が超党派で推すなど、副知事として9年以上にわたって小川県政を支えた服部氏の出馬に向けたレールが敷かれていく中、機運は盛り上がりを欠いた。