がんと闘った自然農法家の夫、藤本敏夫さんをそばで見守った歌手の加藤登紀子さん(65)。
さん(65)。亡くなる直前の藤本さんの前では、スケジュールに余裕がないという後ろめたさから、仕事の話をしなかった。加藤さんは「彼は癒やしの音楽を求めていたかもしれない。歌で支えられなかったことを今は悔やんでいます」と振り返った。夫は平成13年に肝臓の痛みを訴えました。私は彼に診察を勧めましたが、彼は肝臓にできたポリープを治療していて、その定期検診の予約が1カ月後に入っていたので「検診があるから行かなくていい」と。彼は私に勧められれば勧められるほど、かたくなに拒むというところがあって(苦笑)。でも、さらに一押しがあれば、パタッと崩れたのかもしれないと時々、ふっと思うんです。その1カ月の恐ろしさを私たちは知りませんでした。そんな彼を見て、私の気持ちは張り裂けそうになりました。つらかったのなら、なんでそんなに我慢していたのかしらと。
さん(65)。亡くなる直前の藤本さんの前では、スケジュールに余裕がないという後ろめたさから、仕事の話をしなかった。加藤さんは「彼は癒やしの音楽を求めていたかもしれない。歌で支えられなかったことを今は悔やんでいます」と振り返った。夫は平成13年に肝臓の痛みを訴えました。私は彼に診察を勧めましたが、彼は肝臓にできたポリープを治療していて、その定期検診の予約が1カ月後に入っていたので「検診があるから行かなくていい」と。彼は私に勧められれば勧められるほど、かたくなに拒むというところがあって(苦笑)。でも、さらに一押しがあれば、パタッと崩れたのかもしれないと時々、ふっと思うんです。その1カ月の恐ろしさを私たちは知りませんでした。そんな彼を見て、私の気持ちは張り裂けそうになりました。つらかったのなら、なんでそんなに我慢していたのかしらと。
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