【 番記者の視点 】川崎は4―3―3を諦めるべきか？連覇支えた“黄金布陣”で今季いまだ無得点 サッカー soccer football
まず、サッカーの“基本のキ”の整備だ。止める蹴る、よりも基本となるもの。走る、戦う、切り替える。基本を当たり前にこなした上で、パスがどうだとか、ポゼッションがどうだとか、システムがどうだとかを語ることができる。
負傷者続出により人が入れ替わったことで、今は１つ１つのプレーの流れが悪い。ミスが多くなる分、慎重になり、球際や運動量、攻守の切り替えなどに頭が回っておらず、全てにおいて一歩が遅れてしまっている。これらをひとまとめにすると強度という言葉になるが、単純に強度が相手に劣っている。 「システムがダメだから強度が足りない」という順序ではないと確信している。強度が十分なのに点が取れない、失点が重なる、勝てない、となれば即刻システムは変えるべきだ。しかし現状は、判断材料が足りない。チームとしての強度が基準に達していないように映るからだ。試合後、鬼木達監督は「どれだけの人間が走りきったのか。戦ったのか。前へのエネルギーを持てたのか」と問いかけたという。次節のＣ大阪戦（１８日）を終えると、代表ウィークによる中断期間に入る。現実的に、システムの再構築を行うとなればこの期間になるだろうが、まずはＣ大阪戦だ。昨季２戦２敗と力負けした相手に、強度をどれほど出せるのか。戦術以前、システム以前のものがどれだけ出せるのかを見たい。話はそれからだ。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
【番記者の視点】浦和、序盤のＦＷ負傷退場で急造した小泉＆安居の「ダブルトップ下」…収穫と課題は【浦和担当・星野 浩司】 開始１２分。浦和加入後初出場した１トップのＦＷ高橋利樹が右足を負傷し、担架で運ばれてピッチを後にした。急きょ、交代出場の準備をしたのはＦＷ興梠慎三とＭＦ小泉佳穂。試合時間が
続きを読む »
【番記者の視点】浦和、鉄壁のショルツ＆マリウス！ Ｊ１唯一の外国人ＣＢコンビが「大迫封じ」で完封【 番記者の視点 】浦和、鉄壁のショルツ＆マリウス！ Ｊ1唯一の外国人CBコンビが「大迫封じ」で完封 サッカー soccer football
続きを読む »
【採点＆寸評】不屈の川崎、１０人で大逆転 またも退場者発生で数的不利も途中出場組が流れ変える【川崎担当・岡島 智哉】今季初勝利を狙った川崎は鹿島を２―１で下した。０―１の後半３８分にＤＦ山村和也が退場処分を受けたが、１０人で２得点を奪って勝ち越した。途中出場のＦＷ山田新が同点弾、ＦＷ家長昭
続きを読む »
【番記者の視点】柏の２０歳正ＧＫ佐々木雅士に試練の時 あのシュートは止めなければ【 番記者の視点 】柏の20歳正GK佐々木雅士に試練の時 あのシュートは止めなければ サッカー soccer football
続きを読む »
クロアチア代表・ダリッチ監督“油断禁止令”「選手に『日本を決して見下すな』と伝えた」【ドーハ４日＝岡島 智哉】クロアチア代表のダリッチ監督（５６）は４日、日本戦に向けた記者会見を行い、選手に“油断禁止令”を出したことを明かした。「選手には『日本を決して見下すな』と伝えた。前半でリー
続きを読む »
ついにカタールＷ杯が開幕…開催国には批判も集まる光と影【カタール（ドーハ）２０日＝岡島 智哉】世界中を熱狂させるカタールＷ杯が、開幕した。現地ではクロアチア人サポーターが大声で国歌を熱唱する。その横を、５０人ほどのモロッコ人サポーターが応援歌を歌いなが
続きを読む »