J1の風雲児・FC町田ゼルビアが「宿敵」東京ヴェルディに5-0と圧勝し、首位に返り咲いた。同じJ2からの昇格組、東京をホームタウンとする因縁対決で、FW藤尾翔… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
同じJ2からの昇格組、東京をホームタウンとする因縁対決で、FW藤尾翔太(22)が2ゴールを含む3点に絡む活躍だった。攻守に圧倒し、勝負師・ 黒田剛 監督も“今季一番のゲーム”と自賛した。これで5月は4勝1分けと無敗、飛ぶ鳥落とす勢いのゼルビア旋風は止まらない。
2-0とリードしての後半15分、PKの絶好機を迎えた。ペナルティースポットに向かう直前、藤尾は飲水がてらボールにたっぷりと水をかけていた。その意味とは? ぬれたボールは芝を滑り、セーブされにくい-。狙い通り右へのグラウンダーボール。ワンバウンドし、ポストの内側に当たりゴールに飛び込んだ。 町田の強さとは何か? 「したたかさ」だ。2点リードという優位な状況でも徹底している。黒田監督が常々言う。「ありとあらゆる手段を講じてゴールを奪い、ゴールを守る」。勝負師が説くマインドは自然と選手にも伝わっている。 藤尾は前半11分に右からのパスでオウンゴールを誘発した。誰か触れば1点というポイントへ対応が難しい速いボールを送った。続く2点目も、ロングスローを警戒する相手の裏をかき、近場でつないでクロスボールを入れた形。陣形がズレたところ藤尾が相手の間に入り頭で押し込んだ。「最高です。練習してきた形が決まって良かった」。どれも狙いが詰まっていた。
強い対抗心を持つ東京Vとの対決だった。黒田監督は「魂と魂をぶつけ合う一戦。我々の意図することが出た。15節の中で一番しっくりきたゲーム」と胸を張った。首位に再浮上となり、主将の昌子は「狙わない理由がない、優勝争いって序盤の位置がそのまま行きません?」。町田の強さはもう本物だ。【佐藤隆志】
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