22年4月の選抜体重別選手権で復帰し、ライバルの丸山城志郎を破って同年の世界選手権代表に選出。この大会でも決勝で丸山を破り3度目の制覇を果たすと、昨年5月の世界選… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
前代未聞の挑戦へ一歩踏み出すのか――。柔道男子66キロ級でパリ五輪代表の阿部一二三(パーク24)が29日、東京都目黒区のパーク24目黒道場で取材に応じ、開幕まで残り1カ月を切った2度目の大舞台へ「凄く順調。(東京五輪から)3年って早いなと思うが、近づくにつれてやるしかないと思っている。覚悟は決まっている」と2連覇への決意を語った。
22年4月の選抜体重別選手権で復帰し、ライバルの丸山城志郎を破って同年の世界選手権代表に選出。この大会でも決勝で丸山を破り3度目の制覇を果たすと、昨年5月の世界選手権で連覇を達成し、パリ五輪代表に内定。技術面でも足技の決定率が上がるなど、3年前からさらに進化を遂げており、「完成度で言うと、100%は難しいが、いい感じだと思う。気持ちの部分でも落ち着いてできるようになった」と自己評価も上々だ。 そんな阿部の柔道家としての最大の目標が前人未踏の五輪4連覇だが、パリを制した先の28年ロサンゼルスでは、階級を転向しているかも知れない。減量幅は「7~10キロくらい」とすでに1つ上の階級に当たる73キロ程度で、ロサンゼルスでの3連覇&2階級制覇への展望を問われると、「いいですよね、やってみたい。頭の片隅には、いいな、挑戦したいなというのはある」と笑みを浮かべて話した。
普段の稽古で別の階級の選手と手合わせするのは常で、「やれる感覚はある」という。それでも「筋肉量が足りない。海外勢(が相手)と考えると、フィジカルが違うなと感じる。階級を上げるなら、試合に出ずに2年の準備は必要」と冷静に語る場面も。身長は66キロ級で平均的な1メートル67とあって、73キロ級では小柄な部類に入るのは必至。階級を上げてただ試合をこなすだけではなく、五輪王者になるにはあらゆる部分での進化が必須だが、現階級では絶対的な強さを誇る阿部だけに、常識を突き破る可能性はある。 五輪柔道の2階級制覇は、88年ソウルで男子78キロ級、92年バルセロナで86キロ級を制したバルデマール・レジェン(ポーランド)、16年リオで男子100キロ級、21年東京五輪で100キロ超級を制したルカシュ・クルパレク(チェコ)ら数例あるのみで、日本人の達成者はいない。阿部が未知なる挑戦へと足を踏み出すのか。パリ五輪が終わっても、その動向からは目が離せない。
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