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「すごい層が厚い。その中でやっていけるのかわかんなかったですけど、大学生はあと1年あるし、大学のうちはずっとスケートをやりたかったから、やろうと思って」ジャンプがどの種類も跳べなくなった。カナダでの振り付けの記憶が寄る辺となっていったのがその頃だった。
「たいしてハードな練習はしてないですよ、日本に比べたら。毎日3時間と、週に数回のトレーニング、あとは週1回のバレエレッスンみたいな。でも、新しい環境でやってみたら、もう全部跳べるようになって、ルッツまで戻って」「もうすごく暗くて。それこそ、中京生のみんなに『理華ちゃん、そういえばあの時笑ってなかったよね』みたいに言われるくらい。これだけヘラヘラしてる私が笑ってなかったんだと思って。全然気づかなくて」「楽しいだけで続けられなかったんです。今までグランプリシリーズや世界選手権に出させてもらっていて、そこを目指したくて。でも目指すまで頑張ったけど、及ばない」 グランプリシリーズに出始めて5季目。14年ロシア杯の初優勝から2勝目が遠かった。2018年11月のフィンランド大会は自己ベストに遠く及ばずに10位に終わった。7年連続出場となった同年末の全日本選手権では、自身の最低順位の17位に沈んだ。
フィギュア Members_12 【阿部健吾】 氷現者 氷現者・本郷理華 本郷理華 日刊スポーツ・プレミアム
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