【書く書く鹿じか】阪神の軌跡は人生の指標 18年ぶりアレにしばし酔う

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【書く書く鹿じか】阪神の軌跡は人生の指標 18年ぶりアレにしばし酔う
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背景にしま模様の旗をあしらった「阪神優勝」という文字が、阪神タイガースとはまったく無関係の個人によって商標登録されていた。

折しも平成15(2003)年、星野仙一監督が率いるタイガースは快調に首位を独走し、18年ぶりのリーグ優勝が目前に迫っていた。社内でも話題になり、「新聞の見出しにも『阪神優勝』は使えないのか?」とあわてて、商標権についてにわか勉強した。

ロゴ入りのTシャツなどが売り出され、球団は「ファンに公認グッズと誤認される恐れがある」と審判を請求した。特許庁は「『阪神』の単語は球団名の略称として広く認識されており、公序良俗に反する」として商標無効の審決を下し、一件落着となった。 商標法は先願主義、つまり早い者勝ちである。タイガースが優勝すると、待ちかねたファンの喜びが爆発して社会現象を巻き起こし、経済効果も他球団の比ではない。それを見越して商標を出願したのは、なかなか目のつけどころがいい。もっとも、認められたのがおかしいのだが。昭和60(1985)年は、梅田の阪神百貨店前に集まったファンを取材した。大阪駅へ渡る歩道橋も鈴なりの人で、ラジオから神宮球場のナイター中継が聞こえ、優勝決定の瞬間、橋が落ちるのではないかと思うほど揺れた。ミナミでは興奮した若者が道頓堀川に飛び込み、カーネル・サンダースの人形も投げ込まれた。

前年に続いてグリコ・森永事件が日本中を騒がせ、「かい人21面相」から〝犯行終結宣言〟が送られてきた8月12日に日航ジャンボ機が墜落した。金の現物まがい商法で空前の詐欺被害となった豊田商事事件もあった。それでも個人的には、21年ぶりの阪神優勝が断然のトップニュースだ。平成15年は東京本社に転勤になり、虎党の上司が音頭を取って祝勝会を開いた。2年後の岡田彰布(あきのぶ)監督の下での優勝は、常勝球団を予感させる強さだったが、あれから18年も待たされるとは思わなかった。チーム一丸の栄冠だが、なかでもルーキーの森下翔太外野手と、3年目で彗星(すいせい)のごとく現れた村上頌樹(しょうき)投手がいい。フルスイングと直球勝負を見ていると、日が暮れるまで白球を追った野球少年の日々がよみがえる。

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