【ウォルフスブルク（ドイツ）4日＝岡崎悠利】サッカー日本代表に初選出されたDF毎熊晟矢（セレッソ大阪）が、ドイツでの初練習を終えて取材対応。クラブでも日本代表… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム（nikkansports.com）
ドイツへ向けて出発するにあたり、香川からは「セレッソでやっているようにやれば絶対大丈夫」と声をかけられた。以前から「代表を狙え」とはっぱをかけてくれていた。毎熊は「ちょっと気持ちが楽になった。攻撃の部分、ペナルティーエリアに入っていくのが特徴だと思うので、回数も増やしたいしクオリティーも意識したい」と、自分をアピールするイメージを膨らませてきた。
愛称は「和製ハキミ」。モロッコ代表の世界屈指のサイドバックであるアクラフ・ハキミからとったニックネームの名付け親はC大阪の小菊監督だ。試合の振り返りの際に毎熊が相手選手2人を振り切ったシーンがあり「いじられ気味に言われました」と明かした。一方で「冗談っぽく言われたけど、冗談だけでは言わない監督なのでうれしかった」とも。香川とともに常に代表を目指すよう背中を押してきた指揮官の期待に応える活躍を見せたい。 世代別代表の経験もなく、東福岡高、桃山学院大を経て、J2長崎などでもプレーした。「自分は特別な存在ではないと言い聞かせてきた。日ごろからこつこつ積み上げるしかないと思ってやってきた」と地道にキャリアを切り開いてきた男。初めての日本代表で、いきなりW杯カタール大会でも対戦したドイツと対峙（たいじ）するチャンスが巡ってきた。「Jリーグとは違う強さやスピードがあると思うが、負けない自信はある」。物おじせず、爪痕を残してみせる。
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