巨人・岡本和真内野手(27)が24日、来シーズンに向け阿部監督に一塁を志願した思いを明かした。一つのポジションを全うすることが「試合に出る人の宿命」と大黒柱の責任感を示し、一方で不測の事態に備えて三
一人、G球場の室内で黙々と打撃練習に励んでいた。岡本和はグラウンドで若手中心の秋季練習が行われている中、豪快なスイングで次々と快音を響かせていた。「自分のやるべきことをやって開幕に備えたい。いいシーズンを過ごせるような取り組みをしていきたい」と心境を語った後、去り際につぶやいた。指揮官から21日にLINEで来季の守備位置の話を受けた。「僕は『どこでも準備します』ということなんですけど、阿部さんとしては『やっぱり1個のところで』という話だった。それだったら、そこ(一塁)しかないかな…と」。指揮官の気遣いを受け止め、スマホの画面越しに熱い思いを伝え、決意を新たにした。
今季は140試合の出場で打率2割7分8厘、リーグ1位の41本塁打、同2位の93打点。シーズン終盤に遊撃の坂本が三塁挑戦を始め、岡本和の主戦場は一塁に移った。新監督は遊撃の門脇を入れた3人を来季構想の中心と明言。岡本和も「(一つを)全うするのは大事だと思う。試合に出る人の宿命」と自覚十分だ。 18年は126試合、翌19年も一塁で116試合に出場。今年も75試合で就いたが「動きはファーストの方が(三塁より)複雑で難しい。僕が捕らないとアウトにならないので、カバーリングの練習もしないといけない」と言う。来春のキャンプから全体練習は一塁。一方で、個別練習では送球練習も兼ねて三塁に入る。 「ほんまにどうなるか分からない。何が起こるか分からないので、どこでもやる準備はする」。過去2度ゴールデン・グラブ賞に輝いた三塁に加え、左翼でも通算62試合に出場。主力陣のけがなどでチームが不測の事態に陥ってしまう可能性を考え、長いシーズンを見据え最善の準備を尽くしていくつもりだ。
念頭にあるのは粉骨砕身の精神。3年連続V逸の屈辱を糧に、来季4年ぶりのリーグ優勝に導くことしか考えていない。テレビでCSを見て「いいですよね。うらやましいな~と、思いますね。僕もやりたいなとすごく思います」とビンビン刺激を受けた。新生・阿部巨人でも先導役を担う岡本和が、早くも熱くなっている。(中野 雄太)
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