開幕し、3試合が行われた。7季ぶりの優勝を目指す北洋大は、5―0で旭川市大を下し快勝発進。リーグ戦初先発の最速145キロ右腕・藤田和来(かずゆき)投手(3年=岐阜聖徳学園)が、9回3安打で初完封勝利
を飾った。函館大は、1番・寺門史優(ふみや)外野手(1年)の決勝打で接戦を制した。公式戦初先発。1回1死一、三塁のピンチを抑えて波に乗った。縦から横に曲がり方を変えて「一番の武器」になったスライダー、直球の球速に近いカットボールを中心に配球を組み立て、2~6回まで無安打投球。4回2死から6回1死までは、四球を挟んで5連続三振もマークして9回129球を投げ抜いた。
1年春からベンチ入りし、大滝敏之監督(69)は「本当は2年の時に頑張ってもらいたかった」と言う。しかし、昨年3月の練習試合中に右肘を剥離(はくり)骨折。同時にじん帯も断裂し、5か月間ノースローが続いた。それでも「ウェートトレーニングをして、体の動かし方を研究して、有意義な5か月を過ごせた。個人的には良かった」。昨秋リーグ戦で登板すると、12月に完全復活。エースとして開幕戦のマウンドに立った。 道六大学野球リーグは、東農大北海道が6連覇中。一強状態が続く中「(連覇を)阻止したいとチームでも話してる。農大に1勝できれば流れはくると思うので、頑張りたい」。苦難を乗り越えた右腕が、日本ハム・伊藤大海を擁して頂点に立った20年秋以来の優勝に導く。(島山 知房)
函館大の1年生がデビュー戦で大仕事だ。1―1の9回表2死二塁。秋田商出身の1番・寺門が打席に入り、真ん中高めの直球を一振り。勝ち越しの適時二塁打を放った。この日は2安打1打点で、オープン戦初戦から8試合連続安打。勝負強さと俊足が持ち味のルーキーは「先輩からは思いっきりやっていいと言ってもらっている。1年生らしく伸び伸びとプレーしたい」と汗を拭った。
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