10月24日のドラフト会議で1位候補に挙がっている関大の最速154キロ左腕・金丸夢斗(4年)が、腰の骨挫傷で途中降板した5月11日の関学大戦以来となるマウンドに立ち、1イニングを2安打無失点に抑えた
。これで23年秋の立命大3回戦から58イニング連続で自責0(失点1)とし、チームも近大に1勝1敗とした。春最下位に沈んだ立命大は、同王者の関学大を破り、連敗が「11」でストップ。同大は、京大にサヨナラ勝ちで勝ち点1とした。
“ぶっつけ本番”の金丸が魅せた。2点リードの9回からマウンドに上がり、2本のヒットと死球で1死満塁を招いたが、二飛と最後は147キロの直球で空振り三振。「いつもと違う感覚もあったけど、そこはそうなると思っていたので。どれだけ冷静に打者と勝負できるかを、今日はできたのでよかった」と、笑顔で仲間とハイタッチを交わした。 今春、甲子園での関学大戦で腰の骨挫傷を負った。以降、復帰を目指してきたが、ここまでの4か月間で対外試合は未登板。対打者への投球も、7月27日の紅白戦以来だった。負ければ勝ち点を落とす中、初球が打者の顔付近に抜けたが、これがこの日の最速150キロを計測。関大ベンチはざわつき、小田洋一監督(58)も「あんなに速い球を投げるとは思わなかった。思っていた以上」とびっくり。視察した巨人の岸スカウトも「久しぶりの登板であれだけ投げられるので、すごいの一言。満塁になってから140キロ後半も連発していたので」と舌を巻いた。
一方、自己評価は「感覚は全然だめ。60、70(%)くらい」。指の感覚や体重移動の中での力の入れ具合に課題が残った。ただ、これも想定内といい「徐々に感覚を取り戻して、最後はいい形で投げられるように」と、最終的な先発復帰を見据えた。勝ち点をかけた第3戦への登板にも意欲を示した金丸。絶対的エースが、完全復活へ大きな1歩を踏み出した。(瀬川 楓花)
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