岡田が「守りの野球」を掲げるのは「確率の問題」である。「打撃は3割打てば一流で7割以上は失敗。守備率は9割8分から9分いく。より確実に戦うには守りを固めることよ」… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
岡田が「守りの野球」を掲げるのは「確率の問題」である。「打撃は3割打てば一流で7割以上は失敗。守備率は9割8分から9分いく。より確実に戦うには守りを固めることよ」。水物の打線に頼らず、投手を中心とした堅守で確実に勝利をたぐり寄せるわけだ。
この夜はいくらも好守があった。最初に目立ったのは一塁手・大山悠輔である。1回表2死、三ゴロ低投の送球をすくい上げた。「スクーピング」と呼ばれる技術はトップ級である。2回表1死には一塁線ゴロに飛びつきミットで触れた。二塁打コースの打球を単打で止めた。4回表先頭、佐野恵太の一、二塁間猛ゴロを逆シングル、横っ跳びで好捕。先頭打者出塁を防いだ。1点を追う展開で大きな守備だった。同書に<フワースト、ベース>と一塁手についての項目がある。日本で<閑職>とみなしているが<米国にありては困難なる位置の一として研究せられつつある>。古くから一塁手の重要性を指摘していたわけだ。ここまで守れば、流れはくる。6回裏、四球、バントで同点機をつくると、森下翔太が左翼に逆転2ランを放ったのだ。
「アメリカ育ちのスポーツは守りからリズムをつくるようにできている」と話していたのは元セ・リーグ審判員・平光清(故人)だった。米プロスポーツに造詣が深かった。「ほら、NBAで地元の観客が『ディフェンス!』と声を合わせて叫ぶでしょ。よく守ると、いい攻撃ができるのを知っているんですよ」。バスケットボールの話だがアメリカンフットボールも野球も同じという。
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