完成は1995年。かつて岡山県のメイン球場だった岡山県野球場が老朽化し、新球場を建設する際、「甲子園に匹敵するグラウンドを」との声があがったそうだ。岡山の高校野… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
完成は1995年。かつて岡山県のメイン球場だった岡山県野球場が老朽化し、新球場を建設する際、「甲子園に匹敵するグラウンドを」との声があがったそうだ。岡山の高校野球関係者から聞いた。県代表の甲子園大会での活躍を願う思いがこもっていた。
だから、甲子園に似ている。内野の土も外野の天然芝も、そして広いファウル地域も……。ただ甲子園は「平成の大改修」でファウル地域が狭まり、グラウンド面積は1万4700平方メートルから1万3000平方メートルになった。今では阪神の選手でも倉敷の広さを強く感じていることだろう。 その広いファウル地域を巡る明暗が交錯したのが8回表だった。スコアは0―0。先頭の代打・大島洋平の一邪飛に一塁手・大山悠輔はファウル地域を懸命に走り、最後は飛び込んで好捕した。阪神ファンが目立つスタンドが沸いた。続く板山祐太郎に一、二塁間を破られる右前打を浴びて痛恨の1点を失った。好投の才木浩人はこの1点に泣いた。 阪神は開場以来、ほぼ毎年、主催試合を行うグラウンドでよく守った。初回先頭、三遊間ゴロを好捕した小幡竜平、ワンバウンド送球を好捕した大山で立ち上がりのピンチを未然に防いだ。大山は2回表にもバックハンドでのスクーピングを見せた。7回表の二盗阻止は梅野隆太郎の強肩に加え、小幡の素早いタッチがあった。「タッチ一つでチームを救える」という教えが生きた。監督・岡田彰布はキャンプでの内野ボール回しでタッチを盛り込むように指示していた。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
【内田雅也の追球】広いファウル地域の綾◇セ・リーグ阪神0−1中日(2024年6月25日倉敷)倉敷マスカットスタジアムは広い。両翼99・5メートル、中堅122メートルはもちろんだが、ファウル地域も広い。特に外野部分が...
続きを読む »
【内田雅也の追球】「野球大好き人間」の魂晩年は大好きな「セブンスター」を日に2~3本吸い、「冷コー」(アイスコーヒー)とオロナミンCを吸い口で飲んでいたそうだ。野球記者の大先輩、南萬満の『真虎伝』(新… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
続きを読む »
【内田雅也の追球】ヒロシに教わる原点1990年代、「暗黒時代」のある日、新庄が試合前「やる気出ないなあ」とこぼすと、吉田は「何言ってんの?」とたしなめた。「プロの、1軍の、甲子園だよ。お客さんもたく… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
続きを読む »
【内田雅也の追球】カウント0―2から四球を与えた痛恨 前川の「食らいつく」姿勢が今の阪神に欲しい激痛である。この敗戦がいかに痛いかを物語るように、阪神監督・岡田彰布は帰り際、 「もう、ええわ」 と言って、報道陣を遠ざけ、会見を拒んだ。 悔やまれる… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
続きを読む »
【内田雅也の追球】「4番」と「4番目」前夜のハビー・ゲラに続き、クローザーが9回裏に1点リードを守り切れなかった。自分たちで試合の幕を下ろせず、この日も延長でのサヨナラ負けで幕は下りた。 <貧打… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
続きを読む »
【内田雅也の追球】「4番」と「4番目」◇交流戦阪神2−3ロッテ(2024年6月1日ZOZOマリン)連日の悪夢だった。9回裏2死二塁、「あと1球」コールのなか、岩崎優が左越え二塁打を浴び同点となった。前夜のハビー・ゲ...
続きを読む »