浦和レッズがDFアレクサンダー・ショルツのPK2発で横浜F・マリノスに勝ち、2戦合計2-1として逆転の決勝進出を果たした。GK西川周作(37)がビッグセーブで… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
浦和レッズがDFアレクサンダー・ショルツのPK2発で横浜F・マリノスに勝ち、2戦合計2-1として逆転の決勝進出を果たした。GK西川周作(37)がビッグセーブで失点の危機を救い、大きく貢献した。埼玉スタジアムが大きな「西川コール」に包まれた。2-0のまま7分間の後半ロスタイムに突入。無失点なら決勝、1点でも許せば延長にもつれ込む状況だった。同5分、横浜FW宮市亮(30)に左サイドから切り込まれ、ミドルシュートを浴びた。ゴール右隅を捉えた強烈な1本だったが、西川が横っ跳びで左手1本でストップ。スタンドをどよめかせ、勝利をたぐり寄せるファインセーブだった。「絶対にピンチはくるというマインドだった。うまく対応できた」と振り返った。
37歳になった今も、進化を続けていることを証明するセーブだった。「昔の自分だったら、両手で(セーブに)いって、届かないで終わっていたと思う」。ジョアン・ミレッGKコーチと「日本人のGKは両手で止めにいく選手が多い」という傾向のもと、繰り返し取り組んできたのがこの日見せた片手セーブだった。 シュートのパワーに負けないよう、両手で止めにいくのは確かにセオリー。ただ「片手でも、付け根部分のような硬いところでいけば負けない。そこは練習からやれていた」。宮市のシュートも高精度で、この日は実際に手のやや中央に当たったが、はじき出した。「サポーターも含めてみんなの思いも乗った」と語った。 歴代5位となるJ1通算584試合に出場。数え切れないほどのシュートを受けた経験に裏打ちされた感覚がある。「(飛んでくるボールまで)この距離で、このステップなら、これだけ届くという自分の限界は知っている」。焦らずに無駄なステップを踏まないことで、セーブ範囲は限界まで広くなる。183センチというGKでは決して高くない身長だが、片手ではじく技術を習得し、守備範囲を手1つ分広くできたことが今日の勝利につながった。「身長は関係ないということを、これからも示していきたいですね」。
16年大会での優勝以来、7年ぶりの決勝。当時も守護神としてゴールマウスに立っていた男は大ベテランの域に入った今も「いやいや、まだまだ」が口癖。11月4日、国立競技場の舞台で、アビスパ福岡を完封してみせる。
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