8月5日にデビューしたトヨタ『ランドクルーザー250』。たんなるニューモデルではない。そのデザインはデザイナーたちが積年の思いを実現した成果だ。そしてランクル・ファンにとっても“ドリーム・カム・トゥルー”な1台かもしれない。
ハンフリースは発表会のプレゼンテーションで、「アキオ・トヨダが我々に与えたミッションはシンプルに『原点回帰』だった」と語った。それをどう解釈するかは、開発陣に委ねられたという。「レトロなデザインはやりたくない。それは意味がないので、ファンクショナリティを第一優先に考えた」「キャルティが原点回帰のコンセプトに相応しい案を出してくれたことが、今回のプロジェクトの最初のターニングポイントになった」と語るのは、Mid-size Vehicle Company・MSデザイン部の園田達也部長。採用案を創出したのは、ジン・ウォン・キムという韓国人デザイナーだ。
しかしFJクルーザーは「FJ」の二文字でランクルの伝統を強く示唆しながらも、「ランクル」ではなかった。ランクル250はキムにとって言わば二度目の原点回帰のデザインだが、今度は正真正銘のランクルだ。ここにもドリーム・カム・トゥルーがあるのかもしれない。 アメリカでの発表会で、米国トヨタでトヨタ部門を統括するデイブ・クリスは、新型のお披露目に先立ってこう述べていた。「数年前に我々はランドクルーザーの販売を打ち切り、60年の歴史を終わらせるという難しい決断を行った。あのときは言えなかったが、ランドクルーザーが戻ってくることはわかっており、それを正しい道筋でやりたいと考えた」。正しい道筋とはつまり原点回帰だ。
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