米国競馬の祭典、ブリーダーズCがサンタアニタパーク競馬場で行われ、4日(日本時間5日)に閉幕した。日本馬は2年ぶりの勝利こそならなかったが、クラシック(ダート2000メートル)で日本から参戦したデル
力を振り絞るように伸びてきた。デルマソトガケは好位の4番手を確保したが、道中は米競馬特有のハイペース。勝負どころでは追走が苦しくなり、徐々に先頭集団から離された。しかし、直線でルメールが左ステッキを入れ、懸命に手綱を押すと闘争心に火がついた。ジワジワとだが力強く、先に抜け出したホワイトアバリオとの差を詰め、1馬身差の2着。鞍上は「直線に入ると止まらずにずっと頑張ってくれました」と激走したパートナーをねぎらった。
半年ぶりの実戦が世界最高峰の舞台。当初のプラン通り、再び海を渡ったが、まさかのぶっつけ本番だった。そのなかでつかみ取った価値ある2着。ルメールは「関係者が素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、いい状態でパフォーマンスを発揮してくれてうれしかったです」と感謝を述べた。 突然の進化ではない。タイキブリザードが日本調教馬としての初挑戦で、勝ち馬に20馬身以上も離された翌年の1997年。JRAで初のダートG1、フェブラリーSが誕生した。その後もチャンピオンズCなどダートの重賞は着実に増加。レース体系を充実させた。
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