二匹目のドジョウは実在した 人気のA寝台個室に 何の気なくJR西日本の「e5489」で空席情報を眺めていると、1つだけA寝台個室が空いていた。なんということだ。
前夜は、取材先との会合があったが、生ビールとハイボール1杯ずつで我慢し、「体調でも悪いんですか」と心配されたほど節制していたのに。内田百閒先生も「隧道の白百合
四国阿房列車」(「第三阿房列車」に収録)では、道中で風邪をひいてしまい、ほとんど全編、「また熱が出た」「なまけるにも体力がいる」といった調子。肝心の四国の列車に乗っても「迎えの自動車で高知駅に出て、十時発の一〇六列車二三等準急行南風号で高松へ向かった」という一文のみ。土讃線沿線の風景描写も同行していた山系君との会話もなし。よほど体調がよろしくなかったのだろう。15を数える阿房列車シリーズの中でも異彩を放っている。新型コロナウイルスに感染していたら、即刻中止せねばならぬ。こういうときのため、抗原検査キットを家に常備している。試すのはこれが3度目で、我ながら手馴(な)れてきた。
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「君たちは何人だ?」「私たちは14億人だ」 北京のデモ隊が白い紙に込めた思い中国便り04号 ANN中国総局長 冨坂範明 2022年11月 「すみません、出社できなくなりました」 「いつ出られるかわかりません」 支局のスタッフから毎朝かかってくる電話に、やきもきする日が続く。 厳しいゼロコロナ政策を続ける中国では、日本の町内会にあたる地域に1人でも感染者が出ると、全体を封鎖する政策がとられていた。朝起きると、マンションの周りに塀が建てられ、突然白い防護服の男たちが消毒を始める。日本ではちょっと考えられない世界だ。 いつ閉じ込められるか分からないのは、支局が入っている建物も同じ。入居ビルに陽性者が出ると、一棟まるごと封鎖されることになる。取材ができなくなる事態を避けるため、在宅組と出社組を分けて運営しているのだが、日々状況が変わるため、人繰りが非常に難しい。 さらに、感染者の増加に伴いレストランでの店内飲食も禁止された。会食の予定はすべてキャンセル。店側に休業に伴う営業補償などは一切ない。 ■コロナの恐怖が、ゼロコロナへの怒りに 何もなくても、街角に出て、おしゃべりをしたり、将棋をしたり、広場で踊ったり、ただでさえ活動的な中国の人が、喜んで家の中にじっとしているわけがない。最初のうちはコロナが怖くて我慢をしてきたが、3年もたつと、様子が変わってきた。 「コロナへの恐怖」が薄れ、「ゼロコロナ政策への不満」が、頭をもたげてきたのだ。そして、一つの出来事をきっかけに、不満は一気に爆発した。11月24日のウルムチ市のビル火災だ。 マンションの15階で起きた火災は消火に手間取り、10人が死亡する惨事となった。ウルムチ市では100日以上ロックダウンが続いていたため、すぐに消防車が近づけず、被害が拡大したという見方が広がった。当局は深夜に記者会見を開いてゼロコロナ政策と火災との関係を否定したが、記者の質問を一切受け付けない、一方的なものだった。 一連の出来事で、堪忍袋の緒が切れたのだろう。ロックダウンされているはずの人たちが街にあふれ、大声で「封鎖解除」を訴えた。「コロナへの恐怖」が「ゼロコロナ政策への怒り」に変わった瞬間だ。そして、ウルムチの怒りは、中国全土に伝わっていった。 ■追悼の動きは全国に 手には白い紙 それは、中国各地で、「ウルムチの犠牲者への追悼」という形で始まった。さらに、集まった人たちの手には「白い紙」が握られていた。「白い紙」は、どれだけ声を上げても、すぐに消されてしまう「言論統制」への抗議の意味を象徴していた。「ゼロコロナ政策への批判」に「言論統制への批判」が加わり、運動は一気にヒートアップしていく。 ウルムチから遠く離れた北京でも、異変は起きていた。SNSでは、封鎖されたマンションの敷地内で抗議運動が起き、封鎖が解除されていく動画が、次々と拡散されていった。そして、11月27日の日曜日の夜、北京でも多くの若者が、白い紙を持って、大使館街の近くに集まったのだ。 ■「PCR検査はいらない 自由がほしい」 厳寒の夜11時。駆け付けた現場は、騒然とした雰囲気だった。 「PCR検査はいらない、自由が欲しい」と一人が叫ぶと、1000人近くの若者が呼応する。革命の歌「インターナショナル」の合唱が始まる。横を通る車は、クラクションを鳴らして、デモ隊を応援する。警察は、デモ隊の行列を包囲していたが、刺激しないように注意していたようだった。 参加者の1人にデモの要求を聞いたところ、次のような答えが返ってきた。 「一日に何回もPCR検査をするような不合理をやめてほしい。暴力的な政策をやめ、科学に基づくものにしてほしい」 現体制の退陣を求めるような過激な要求は、北京では聞かれなかった。彼らなりに「レッドライン」を意識しているのだろう。警察とデモ隊は、にらみ合いを続けてきたが、午前2時を回って、変化が起きた。北京市の公安トップが、デモの現場に臨場したのだ。 ■北京の公安トップに「私たちは14億人」 「あなたたちに手は出さないよう言ってあるから、もう家に帰りましょう」 北京市の公安トップは、国の公安部の副部長も兼ねる大幹部だ。 しかし、デモの参加者たちも負けてはいない。 「君たちは何人いるんだい」と聞かれた参加者は、間髪入れずにこう答えた。 「私たちは14億人だ」 自信をもって答えられたのは、「ゼロコロナ政策」に対する不満が、老若男女、富裕層から貧困層まで、あまねく広がっていることを彼らも感じていたからだろう。現政権も、ようやくこの政策の限界に気づいたのか、デモの後、各地で緩和の動きが相次いでいる。広州では封鎖が大規模に解除され、北京では地下鉄に乗る際の48時間以内の陰性証明が不要になった。 問題は、どうして民衆の不満がここまで高まるまで、無理筋の「ゼロコロナ政策」を推し進めたかということだ。誰もがおかしいと感じていたこと
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