オートレーサーの森且行（５０）＝川口・２５期＝は２４日、山口県山陽オートレース場で開催中の特別Ｇ１「プレミアムカップ」最終日・第１０Ｒ「選抜戦」に出走した。小雨が落ちるなか、センターの４枠から鋭く飛
び出して、すぐさま２番手へ。逃げる岩見貴史を追いかける展開となったが、道中はなかなか差を詰めることができず、終盤で森本優佑にパスされて、最後は３着でゴール線を通過した。
シリーズ２勝目を挙げることはできなかったが、強豪たちを相手にナイスダッシュを決めた森の表情は暗くなかった。「いやあ、スタートは本当に決まっているね～。でも、道中は外がすべっちゃって付いていけなかったね。原因は腰回りだろうね。全部戻してみたんだけれど、サドルにちゃんとお尻がつかないんだよね。だからコーナーが乗りにくかった。直線の感じなんかはすごく良かったんだけれどなあ」 今大会は５戦を消化して、２、１、７、５、３着だった。「ひとつ勝てたし、納得はしていないんだけれど、（いい）着も拾えたからね。まあ、一歩ずつ、少しずつだよ。次回もまたここ山陽（Ｇ１・令和グランドチャンピオンＣ、４月１０～１４日）なので、バイクはこのまま置いていきます。エンジンがいっぱいなので、次はまずシリンダーをやりたいね。クランクは新品も考えています。あとはシリンダーとロッドも交換しま～す」
ついさっき、５日間の激闘を戦い終えたばかりなのに、もう早くも次回の大整備プランを頭に描く森。たくさん働いて、働いて、ちょっと休んで、またお仕事に全力投球する。森くんは、勤勉な日本人の象徴です。若者たちのいい手本になります。今節も心からおつかれさまでした。
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