日高の玄関口に位置する門別競馬場を舞台とするホッカイドウ競馬は、17日に24年シーズンが開幕する。今季の開催日数は、11月7日まで全84日間となり、前年より2日増えた。
今年のホッカイドウ競馬は、旭川競馬場で始まったナイター競馬の30周年、そして門別競馬場におけるグランシャリオナイター15周年と、節目を迎えた。今でこそ、地方競馬はナイター開催を行う主催者は増えているが、ホッカイドウ競馬は大井競馬に次ぐ歴史を持つ。また、ダート競馬の改革は、ホッカイドウ競馬のレース体系にも変化をもたらす。これまで、古馬短距離重賞として春に行われていた北海道スプリントカップ(交流G3)が、3歳スプリントシリーズの最終戦として、3歳限定のレースに生まれ変わり、8月15日に行われる。お盆恒例のレースだったブリーダーズゴールドカップ(交流G3)は、古馬牝馬中距離の体系整備に伴い、8月27日に組まれた。2歳交流重賞は昨年同様、エーデルワイス賞が10月31日、JBC2歳優駿は11月4日と閉幕間近に行われる。
3歳スプリントシリーズの一つである、ネクストスター北日本は18日、門別1200メートルで覇を競う。北海道スプリントカップを占う意味でも注目の重賞に、岩手からの参戦はなかったが、開幕週の3歳戦で15頭の精鋭がそろった。また、開幕日の17日は、全国で最も早い2歳戦「スーパーフレッシュチャレンジ」が5Rに組まれている。新種牡馬の産駒は出走していないが、22年生まれ最初の勝ち名乗りはどの馬となるか、必見のレースだ。能検初日の3月14日に、800メートル49秒8の好時計をマークしたゲクウ(牡2歳、北海道・田中淳厩舎)が高い支持を集めるだろう。スティールブライト(牝2歳、北海道・角川秀厩舎)は能検でシンガリだったが、直線で後方に下がったもののゴールに向けて末を伸ばしていた内容から、巻き返しがあっても不思議はない。スティールブライトは、昨年の2歳地方リーディングサイアーに輝いたモーニン産駒。その産駒は、白い砂の適性が高い点にも注目し、スティールブライトを中心に考えている。(競馬ライター)
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