『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』:想いを背負う(早稲田大・奥田陽琉) ゲキサカ 大学サッカー
アップエリアから、苦しむチームを見つめていた。関東大学リーグ2部第4節。前節は引き分け、開幕からの連勝が2でストップした早稲田大が、東伏見サッカー場に“昇格組”の山梨学院大を迎えたホームゲーム。前半から押し気味に進める流れの中、後半3分に先制点を献上。1点を追い掛ける展開を強いられる。「声を出すことやチームを良くしようということに関しては、別に気を遣っていないというか、それは自然に出ることなので、そこに対してはあまり力を使っている感じはないですね」。常にチームを明るく、ポジティブな雰囲気に持っていこうとする姿勢は、レイソルのアカデミー時代から何1つ変わっていない。
しかし、なかなか決定的なチャンスが巡ってこないどころか、逆に45+1分には追加点を奪われてしまう。致命的な2失点目。エンジの仲間がうなだれる中、9番はすぐさまボールを拾い、チームメイトを鼓舞しながらセンターサークルへと急ぐ。 率直に言って、大学入学後の3年間は想像していたような軌跡を描いてくれなかった。「正直、思っていた理想とはかけ離れています。1年目はリーグの開幕戦に出られて、良いスタートを切れたと思いつつ、ケガをしてしまって、復帰した年始の全国大会では名前を上げられるぐらい活躍できたんですけど、2,3年目でだいぶ出場機会も減りましたからね」 高校時代は同じ黄色のユニフォームを着て、一緒に勝利を目指していた“元チームメイト”が、自分がくすぶっているのと時を同じくして、押しも押されもせぬレイソルのエースへ駆け上がった急成長にも、少しだけ複雑な想いを抱かざるを得ない。
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