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これは、「 Netflix に相応しくないコンテンツのタイプは何か?」という話題の流れで出た問答だ。 Netflix に向かないコンテンツについて「明快な答えはないでしょう」としつつ、「明らかなものとしては、例えば私たちはニュース速報をやりません。それに相応しい媒体は他にたくさんあるからです。皆さんも、我々にそれを期待していないでしょう」と話したサランドスは、『 バービー 』『 オッペンハイマー 』の興収ヒットを受けて、先のように答えた。
「ある特定の種類の映画がうまくいくとか、うまくいかないとか、そういうことはないと思います。映画そのものが、どんな大きさのスクリーンでも、全ての人にとってより良いものだと信じる理由もない。私の息子は編集者で28歳ですが、『アラビアのロレンス』をスマホで観ていますよ。」 サランドスは、Netflixの映画体験において、ジャンルやスクリーンサイズは本質的な問題にならないと考えているようだ。一方、同行者や観客と、リアルタイムかつ同じ空間で映画を共有するという体験は、劇場が強みにする要素である。アメリカでは、ピンクの服を着て『バービー』鑑賞に出かけたり、『オッペンハイマー』鑑賞後に物語について議論し合ったりするといった行為が、作品の体験価値として付加される部分もあった。もしも両作がNetflix独占配信であったら、こうしたトレンドにどのような違いが生じていただろう。
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