「NEXT LOCAL LEADERS 浜松」が傑出した若者を発掘。──山側と街側から地方都市にイノベーションを巻き起こす | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

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「NEXT LOCAL LEADERS 浜松」が傑出した若者を発掘。──山側と街側から地方都市にイノベーションを巻き起こす

市街地域からは若者が大都市に流出し、周辺市町村は過疎化が進む。多くの地方都市が抱えるこの問題は、中央集権的な何かで改善されるものではない。地方都市はいつ、どのように変わり始めるか。静岡県浜松市で2022年に新設されたアワード「NEXT LOCAL LEADERS 浜松」が、ひとつのモデルとなるかもしれない。第二次審査では書類審査で選ばれた10人による公開ピッチコンテストが開催され、この日は、勝ち残った4人がグランプリを目指して再び最終ピッチに臨んだ。

中谷の物語は、まだ終わらない。近隣の5市町村が平成の大合併によって浜松市に組み込まれて誕生した天竜区は943.84㎢という広さを誇り、その面積の約72%を森林が占めている。商店街がある二俣地区は、天竜区の玄関口だ。3年前、中谷は自身の住まいを二俣地区から車で30分ほど奥地の熊地区に移した。そこは、65歳以上の高齢者が人口の半数を超える限界集落だ。 草刈りに代表される中山間地域ならではの活動は「泥くさくて、面倒くさくて、エモーショナルですよ」と表現し、中谷は笑った。東京から戻ってきた7年間で、そうした日々の着実な営みを「心から楽しめるようになった」と彼は明かしてくれた。いまはそこからさらに一歩前進し、地区の内外をつなぐコミュニティスペースとして廃幼稚園を再利用したフレンチダイニング&カフェをつくり、雇用とともに保育環境も整える計画が進行中とのことだ。限界集落という日本の人口問題のフロンティアで活動する中谷に対し、市街地を拠点にして「福祉に対する人々のマインドセットを変えて、福祉を軸にした街づくりを実現したい」との思いをほとばしらせているのが久保田だ。

施設の名称にある「たけし」とは、久保田の弟のことだ。重度の知的障害があるたけしはいま、「たけし文化センター連尺町」でヘルパーの支援を受けながら生活している。たけしの生活スタイルは自由闊達だ。閑静な住宅地では難しかったことも、浜松市の中心市街地がもつ多様性や寛容性が救いになり、いまの彼は生き生きと暮らせているという。障害のある人たちが自由でいられる街なかは、障害のない人にとっても自由で楽しい場所になりうるのではないか。

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