東京2020パラリンピックが生み出したエネルギーが、世界の頂点を目指して進んでいる。パラテコンドーの日本代表は、世界ラン…
東京2020パラリンピックが生み出したエネルギーが、世界の頂点を目指して進んでいる。パラテコンドーの日本代表は、世界ランキング上位に名を連ね、パリ2024パラリンピックの出場候補、そしてメダル候補となっている。2021年に実施された東京大会では、日本選手3人が出場したが、全員が開催国枠での出場。準々決勝までに負けた選手が進む敗者復活戦の2回戦が最高成績で、誰もメダルマッチには届かなかった。わずか2年で、どのように進化を遂げたのか。
とくに、世界ランキングで4位の男子70kg級(K44クラス)工藤俊介、5位の男子58kg級(K44クラス)田中光哉は、グランプリファイナルを終えて更新される1月の世界ランキングにおいて、6位以内でパリパラリンピックの出場権を獲得するだけでなく、4位以内に入ってシードも獲得したい立場。一つでも良い色のメダルを目指す舞台だった。結果は、田中が銀、工藤が銅メダルを獲得。日本から参戦した選手のうち唯一、決勝戦に進んだ田中は、金メダルをかけてライバルの台湾選手と対戦。試合序盤、互いに相手を誘い込むロースコアの展開となったのは狙い通り。距離を詰めるのに相手が苦労しているのは明らかだった。しかし、距離を詰めた際に相手の右ミドルを受けたり、相打ちに行ったところで相手にポイントが入ったりとリードされ、終盤は攻め込んだところにカウンターを合わせられ、11-27と突き放された。田中は「やりたいことが、50パーセントくらいはできた。おそらく、彼もパラリンピックでメダル候補になる。その舞台で勝つことができればいい」と大舞台での巻き返しを誓った。ライバルに敗れたが、銀メダル獲得でポイントを積み重ねることはできた。
当時は、東京大会に出場できるかもしれないという言葉でパラテコンドーに挑戦する選手を集める段階にあった。声をかけられて競技を始めた選手たちはキャリアが浅く、言葉を選ばずに表現すれば「素人の寄せ集め」に近い状態だった。しかし、男子は当時の選手たちが切磋琢磨を続け、今や各階級で世界ランキング上位者として安定した成績を残す「世界の強豪」へと変貌を遂げているのだ。日本が進化した背景には、複数の要因がある。一つは、東京パラリンピック後に採用階級が3階級(61、75、75超)から5階級(58、63、70、80、80超)に増えたことだ。田中は、前回の61㎏級から58㎏級へ変更。体格が大きかった海外のライバルは63㎏級を選択したため、体格差の不利から解放された。各自が適正階級で戦えるようになり、技術や戦術面が活きやすい環境になったことは、力自慢タイプが少ない日本にとっては好都合だった。ルールの面でも2ラウンド制から1ラウンド制への変更により、各自1分間のタイムアウト要求が可能になり、体力面や戦術面で勝負する日本選手にとっては、立て直しやすい環境となった。もう一つは、2022年に作田武俊監督が就任後、国内
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