韓国・梨泰院(イテウォン)雑踏事故から5日。 犠牲となった冨川芽生さん(26)。父親の歩さんが訪れた遺留物の保管所では、現場に残された芽生さんのノートの一部が見つかりました。ノートには「ごはんを食べました」「食事しました」など、芽生さんの筆跡で、韓国語を勉強したあとが残されていました。 亡くなった芽生さんの父親・冨川歩さん:「冨川芽生。娘のものです。破けて…」 犠牲となったもう一人の日本人、小槌杏さん(18)が3日、日本に戻りました。 事故現場の近くでは、3日も、多くの人が悲しみに暮れました。 現場でCPRを行った高校生がいます。写真が趣味のチェさん(17)は、ハロウィンの様子を撮影していました。その最中、事故が起き、救助を手伝いました。 チェ・ミンギュさん:「中学と高校でCPRの教育を受けていて、救急医学に関心があったので、『助けなきゃ』の一心だった。押しつぶされて亡くなった人のほとんどは、内臓破裂によるアザができていた。口と鼻から血が流れていた」 10人ほどにCPRを行いました。事故後、助かったと連絡があったのは、わずか2人でした。 チェ・ミンギュさん:「救急救助士の資格を取得したい。また事故が起きた場合には、もっと早く、たくさんの人を救いたい」 今回の事故をきっかけに、ソウルでは、CPR講習を受ける人が急増しています。心肺蘇生法を学ぶ講習会への問い合わせが5倍になっているといいます。 韓国中央応急措置教育院のチョ・イルヒョンさん:「女性の方が多い。男性は軍隊で学べるが、女性は機会がない」
犠牲となった冨川芽生さん(26)。父親の歩さんが訪れた遺留物の保管所では、現場に残された芽生さんのノートの一部が見つかりました。ノートには「ごはんを食べました」「食事しました」など、芽生さんの筆跡で、韓国語を勉強したあとが残されていました。事故現場の近くでは、3日も、多くの人が悲しみに暮れました。チェ・ミンギュさん:「中学と高校でCPRの教育を受けていて、救急医学に関心があったので、『助けなきゃ』の一心だった。押しつぶされて亡くなった人のほとんどは、内臓破裂によるアザができていた。口と鼻から血が流れていた」チェ・ミンギュさん:「救急救助士の資格を取得したい。また事故が起きた場合には、もっと早く、たくさんの人を救いたい」
犠牲となった冨川芽生さん(26)。父親の歩さんが訪れた遺留物の保管所では、現場に残された芽生さんのノートの一部が見つかりました。ノートには「ごはんを食べました」「食事しました」など、芽生さんの筆跡で、韓国語を勉強したあとが残されていました。事故現場の近くでは、3日も、多くの人が悲しみに暮れました。チェ・ミンギュさん:「中学と高校でCPRの教育を受けていて、救急医学に関心があったので、『助けなきゃ』の一心だった。押しつぶされて亡くなった人のほとんどは、内臓破裂によるアザができていた。口と鼻から血が流れていた」チェ・ミンギュさん:「救急救助士の資格を取得したい。また事故が起きた場合には、もっと早く、たくさんの人を救いたい」
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【独自】梨泰院雑踏事故「気絶寸前」生還者が語る当時の様子 「押せと叫ぶ人」証言も150人以上が亡くなった韓国・梨泰院(イテウォン)の雑踏事故。事故現場では、群衆に押し潰され呼吸ができなくなり、両手が使えず、気絶寸前だった女性が九死に一生を得た体験を語りました。 ■事故発生直後の映像「近くであんなことが…」 韓国・梨泰院で起きた雑踏事故の発生後に撮影された現場付近の動画です。多くの死傷者を出した坂道は、画面左側になります。荒々しく人を引きはがしながら、現場に向かう警察官の姿があります。 しばらくすると、複数の女性が地面に横たわり、心臓マッサージを受ける様子が確認できます。しかし、撮影した男性は、この時点で、事故には気付いていませんでした。 動画を撮影した男性:「人が何人か倒れていて、周りのものを片付けたり、坂を下らないようにしていました。その時も、事故だとは思えなくて、ただ酔っぱらって倒れたのか、けんかかと思っていました。すぐ近くで、あんなことが起きていたなんて…」 ■「呼吸できない」生還女性語る当時の様子 動画に映り込んでいた女性にも、話を聞くことができました。 事故に巻き込まれた20代女性:「韓国旅行に来た日本人の友人が、梨泰院のホテルに泊まっていたので。会いに行くために、たまたまあの時間、あの場所にいました」 女性は当初、事故現場となった坂道に行くつもりはなかったのですが、人波に押し流されて、進んでしまったといいます。 事故に巻き込まれた20代女性:「私は坂の上のほうで巻き込まれてしまい、呼吸もできず、気絶する寸前でした。3、4回ほど大きな波が来て、前の人たちが数十人倒れていました」 マスクもしていたため、息がしづらく、両手も動かせないという危機的な状態に。すると…。 事故に巻き込まれた20代女性:「隣の外国人がマスクを外してくれて、何とか呼吸することができました。その後、警察が道を作ってくれたおかげで脱出できました」 九死に一生を得た女性ですが、現在は事故当時を思い出すと突然、涙が出る、エレベーターに乗れないなど、生活に支障をきたし、通院しています。 ■「押せ!」故意に押した人物が?…警察が捜査 また、女性は坂道に押し出される直前、こんな声を聞いたそうです。 事故に巻き込まれた20代女性:「何人かの人が『押せ!前に行っちゃえ!いけいけ!』と叫んでいました」 故意に押していた人物が、いたというのです。こうした証言をする人は、他にもいます。 現場に居合わせた女性:「突然、男たちが横一列に並んで、『押せ』と声を上げました。その瞬間、前に進もうとした人たちが、坂道のほうに押されていきました」 そして、現地メディアも…。 中央日報:「ウサギ耳の男が押せと叫んだ」 SNSにウサギ耳の男が「押せ」と叫んだ動画が公開されていて、ソウル警察庁がこうしたSNSや付近に設置された防犯カメラ52台を分析していると、中央日報は報じています。 ■「圧死しそう」通報も…警察トップが謝罪 体育館の床に並べられた大量の靴。事故現場で持ち主と離れ離れになってしまったものです。今回の事故で亡くなった人は156人。けが人は157人となっています。 これほど被害が大きくなった原因の一つとして、批判を浴びているのが、警察の対応です。 1日に会見した警察庁のトップは、当日の現場対応に不備があったことを認めました。 尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長:「事故が発生する直前に、現場の深刻性を知らせる緊急通報が多数あったことを確認しました。通報内容を見ると、事故発生以前から多くの群衆が押し寄せ、事故の危険性を知らせる緊迫した内容でした。それにもかかわらず、通報を処理する現場の対応は不十分だったと判断した」 警察は、事故が起きる前に寄せられた11件の通報を公開しました。 警察への通報:「ハロウィーンで人が多すぎて圧死しそう」「居酒屋の前に人が多すぎて、圧死の危機です。警察が来て、一方通行の統制をしてほしい」「圧死しそうです。大変な騒ぎになっています」 事故が起きる前に、“圧死”の危険性を訴える言葉が多数寄せられていたのです。 尹熙根警察庁長:「警察は、今回の事件の真相を明らかにし、責任を糾明するために、例外なく強力な捜査を迅速かつ厳密に進めます」 (「グッド!モーニング」2022年11月2日放送分より)
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