【パリ=北松円香】フランスのサルコジ元大統領は、仏フィガロ紙が16日に掲載したインタビューで「我々にはロシアが、ロシアには我々が必要だ」と発言した。マクロン大統領と密接な関係を保つ元首脳の発言に、ウクライナは強く反発している。サルコジ氏は「プーチンが失脚すれば状況が変わると考えるのは甘い」とも指摘。ロシアが実効支配するウクライナ東部や南部のクリミア半島などの帰属は「国際社会の監視下の住民投票」
【パリ=北松円香】フランスのサルコジ元大統領は、仏フィガロ紙が16日に掲載したインタビューで「我々にはロシアが、ロシアには我々が必要だ」と発言した。マクロン大統領と密接な関係を保つ元首脳の発言に、ウクライナは強く反発している。
サルコジ氏は「プーチンが失脚すれば状況が変わると考えるのは甘い」とも指摘。ロシアが実効支配するウクライナ東部や南部のクリミア半島などの帰属は「国際社会の監視下の住民投票」で決めるべきだとした。ウクライナは「中立国であり続けるべきだ」とも述べ、同国の欧州連合(EU)加盟に否定的な見解を示した。 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問はX(旧ツイッター)で「(ロシアによる)犯罪への直接的な加担だ」と非難した。仏国内でも「大きな間違いだ」(野党下院議員のジュリアン・バイユー氏)など批判が相次いでいる。 マクロン氏はウクライナ侵攻以降もプーチン氏と電話協議を繰り返し、「ロシアを辱めてはならない」などと発言して批判を浴びていた。サルコジ氏はマクロン氏による交渉の試みについて「東欧の圧力のせいで完遂できなかった」と擁護した。
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