今年12月30日の公演を最後に引退する指揮者・井上道義さん。9月後半から11月にかけては全国7カ所で、それぞれ違う七つのオーケストラでプッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』公演を行う。演出、振付、美術、衣裳を一手に引き受けるのは”盟友“である舞踊家の森山開次さん。9月21日東京芸術劇場で始まり、11月2日ミューザ川崎シンフォニーホールが千秋楽となる公演を前に話を聞いた。
―行く先々で(日付順に東京芸術劇場、宮城・名取市文化会館、ロームシアター京都、兵庫県立文化センター、熊本県立劇場、石川・金沢歌舞伎座、神奈川・ミューザ川崎)違うオーケストラと合唱団を指揮、会場と舞台の様子もそれぞれ異なるというのは本当に大変ですね。
演出家と指揮者が一番大変です。そのホールや舞台に合ったものをその都度作らなければならない。歌手は地元のスターは使わないことにしています。僕は”芸術は非日常“という言葉が大嫌いでね。芸術は”日常“でなければならないんです。青春の迷い、青春でなければあり得ない友人関係、ばかな行い、特に”恋“というめちゃくちゃな間違い、それが描かれている。僕はもうジジイなので、思いっきりノスタルジーを込めて、若い青春のものをやりたかったんです。僕自身の青春への思いを込めてね。 僕自身の青春とも絡んだ『ラ・ボエーム』があまりにも好き過ぎて、実は40歳くらいの時、(その舞台になった屋根裏部屋のような)部屋をパリのカルチェラタンで買ったことがあります。まだヨーロッパの仕事もたくさんあった頃ですね。窓を開けると通りのワイワイガヤガヤが聞こえてくる。家をそこまで買いたくなるくらい大好きなオペラを最後にやりたいなと思いました。それと僕は嫉妬のオペラは嫌いなんですよ。嫉妬って人間の一番捨ててほしい感情だと思うので。森山さんとは『ドン・ジョヴァンニ』(2019年)で最初に共演しました。彼とは金沢で知り合ってね。その時、子どもや素人さん相手にものすごく細かく丁寧な仕事をされていた。絵もうまいし、踊りは独創的だし、彼を取り巻く“仲間”はみんな個性的で。今回のポスターの絵も森山さんの作です。僕は踊りをやっていたので、オペラにも身体的表現をもっともっと入れたいと思っていて。演奏している人たちにも身体的表現をしてもらいたいので、オーケストラを(客席から見えないオーケストラピットではなく)舞台に上げたぐらいです。森山さんはそれをするのにぴったりな人です。素晴らしいですね。ワーグナーのラ
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