NHK大河ドラマ『光る君へ』が好調だ。 戦国時代や幕末ものに人気の偏る傾向のある大河ドラマで、平安時代を描くことに抱かれた当初の懸念はどこへやら。長編小説『源氏物語』を執筆した紫式部=まひろ(吉高
まひろと藤原道長(柄本佑)の叶わぬ恋に切なくなった次の瞬間、血なまぐさい権力闘争に慄いたりと、ゆったりした平安絵巻のイメージを裏切り続ける『光る君へ』。その衝撃は第1回「約束の月」から始まった。道長の兄・道兼が、まひろの母・ちやは(国仲涼子)を殺めるというラストで視聴者の度肝を抜いたのだ。 「僕、結構クズの役が多いんですよ。殺人犯かクズの役を結構やっていて」と玉置は笑う。 玉置といえば、昨年放送のNHKドラマ10『大奥』Season2「医療編」で演じた黒木役の好演が残る人も多いだろう。その印象とのあまりのギャップに驚かされたのではないだろうか。しかし玉置本人の言う通り、これまでに映画デビュー作にして高い評価を受けた『教誨師』の死刑囚のような殺人犯から、NHKのよるドラ『伝説のお母さん』での愛嬌あるクズ夫まで、実にバラエティ豊かにさまざまな“クズ役”を演じてきている。
「だから、言い方はあれですけど、“お手の物”なんです。脚本の大石(静)先生からも、“今回、玉置くんにぴったりの役がある”とお墨付きをいただいていた役なので、“よし、やるぞ!”という気持ちでした。それで蓋を開けて台本を見たんですが、これが“なかなかじゃないか”“これ、やるんか”と(苦笑)」と、正直、想像を上回るヒールっぷりに驚いたそう。 しかし初回の放送後、その衝撃の強さゆえにドラマ自体の注目度がさらに高まり、「道兼に引き込まれた」との高評価が飛び交った。 「“本当!?”ってすごく驚きました。自分で見てても、“うわ、こいつ怖っ”って思ったので。役のプレッシャーというより、2~3回続けて見ていただければいいけれど、初回のあのラストのせいで、“こういう話が続くようなら今回は見なくていいや”となってしまう人が出るのは嫌だなという意味でのプレッシャーがありました。僕は100人見られる環境の人がいるなら、100人全員に見てもらいたいと思うんです。なるべく妥協したくないし、そこに至れるなら、なんでもやろうと思う性質で。...
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