「チャンピオンズリーグには、自分たちが戦えると思って臨むものだ。ただピッチを見て、勝点ゼロで帰ってくるような遠足気分で臨みたくはない。僕の考えはグループステージ...
「チャンピオンズリーグには、自分たちが戦えると思って臨むものだ。ただピッチを見て、勝点ゼロで帰ってくるような遠足気分で臨みたくはない。僕の考えはグループステージを突破すること。ここにいる全員がそのことを念頭に置いていると思う」加入してわずか数か月後で、チームの顔となった日本人MFの活躍にも後押しされ、世界で最も慈愛に満ちたソシエダの3500人以上のファンが、サン・セバスティアンとリスボンの両都市を隔てる800キロ以上の道のりを踏破し、ベンフィカのホームスタジアム、エスタディオ・ダ・ルスに押し寄せた。
イマノル・アルグアシル監督は試合前日に「我々が目ざすのはあくまで勝利だ。引き分け狙いでここに来たのではない」と強調していたが、イレブンはその要求に応えた。ベンフィカ戦でのパフォーマンスは傑作の呼び声が高かった前節のザルツブルク戦をさらに上回るものだった。タケもまたパフォーマンスを上昇させた1人で、試合後、クロスバーを直撃したシュートを「決まっていれば、僕は王様だった」と、いつものように自信たっぷりに振り返った。全くその通りで、フィニッシュの精度に難はあったが、圧巻のパフォーマンスだった。 股の間にボールを通しながら、反転して対峙するダビド・ユラーセクを欺いたファーストプレーからエンジン全開だった。タケがボールを持つたびに、静寂が支配したエスタディオ・ダ・ルスの様子が、相手に与える恐怖を表現していた。30分、ブライス・メンデスのボール奪取の後、枠を捉えることができず、35分にもメンデスのパスからドリブルでボックス内に侵入。逆サイドでアンデル・バレネチェアがフリーの状態であったにもかかわらず、果敢に放ったシュートは相手CB、アントニオ・シウバがブロック。左腕に当たりPKに見えたが、主審の笛は鳴らなかった。52分、ドリブルでボールを運ぶと、ミケル・オジャルサバルを経由してマルティン・スビメンディが左足で相手ゴールを強襲するも、相手GKのセーブに遭った。60分、メッシよろしく“リオネル・クボ”のキレキレドリブルが再び炸裂。相手を1人、2人とかわし右足でシュートを放つも、またしても枠を捉えることができず。このビッグプレーが3分後のメンデスの先制ゴールのプロローグとなった。さらに67分には、1分17秒間にわたって25本のパスを繋ぐというこの日、一番のリサイタルをタケが十八番のカット
タケを欠いたソシエダの攻撃は、そのまま逃げ切りに成功したとはいえ、まさに王様を欠いたチームのそれだった。試合後、「ベンフィカが“クボを高みへと導いた”チームから洗礼を受けた」と銘打った地元ポルトガルのメディアの称賛がその活躍ぶりを裏付けていた。「日本人が信じられないプレー」強豪ベンフィカを翻弄した久保建英、ソシエダ地元紙が“9点”の最高評価で絶賛!「スタジアムは静まり返った」「クボは素晴らしい選手だ」チンチンにされたチェコ代表DFが久保建英に脱帽!「CLは大変」
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