<ロシアのプーチン大統領のUAE訪問時と、ドイツのシュタインマイヤー大統領のカタール訪問時の「対応の差」を見比べると> ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が12月6日、アラブ首長国連邦(UAE)を訪...
ロシア がウクライナに本格侵攻を開始して以降、アメリカをはじめウクライナを支援する国々は、 ロシア を国際的な金融システムから孤立させようとさまざまな制裁を科してきた。国際刑事裁判所(ICC)も、ウクライナの子どもたちを拉致したとして プーチン に逮捕状を出した。
だが今回のUAE訪問では、プーチンがのけ者にされている兆候はみられなかった。プーチン到着を受けて上空ではジェット戦闘機がロシア国旗の色の煙を放出しながら飛び、プーチンの車列がアブダビ市街を走行した際には騎兵隊がエスコートし、道路脇にはロシア国旗が掲げられる......といった具合だ。なおUAEは、国際刑事裁判所に加盟していない。 駐南アフリカ・ロシア大統領特使のX(旧ツイッター)には、プーチンが歓待される様子を示す動画と共に「これが国際的に『孤立している』ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がUAEで受けた待遇だ」と皮肉を込めた文章が投稿された。あるソーシャルメディアユーザーは、プーチンのこの動画とドイツのシュタインマイヤーの動画を比較した。シュタインマイヤーが11月にカタールを訪問した際、空港にカタールの政府関係者が到着するまでドイツ政府特別機のタラップの上にぽつんと立って待っている様子を捉えた動画だ。ドイツ大統領はこのまま30分近く待たされたという。シュタインマイヤーに同行取材したドイツの国際公共放送「ドイチェ・ウェレ」のジャーナリストであるロザリア・ロマニエクは、この外交的な不手際について、計画立案のミスだったのか、それともイスラエルで3日間を過ごしてきたシュタインマイヤーを冷遇したのか分からなかったと述べた。
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