歌舞伎俳優の片岡愛之助(52)が、アニメ映画「怪盗グルーのミニオン超変身」(クリス・ルノー監督、19日公開)の日本語吹き替え版でゲスト声優を務めた。笑福亭鶴瓶(72)が声を担当する主人公・グルーの高
歌舞伎俳優の片岡愛之助(52)が、アニメ映画「怪盗グルーのミニオン超変身」(クリス・ルノー監督、19日公開)の日本語吹き替え版でゲスト声優を務めた。笑福亭鶴瓶(72)が声を担当する主人公・グルーの高校時代の同級生で、宿敵であるマキシム・ル・マル役。以前からミニオンシリーズのファンだった愛之助は出演を喜びつつ、「まさか、鶴瓶師匠と同級生の役とは…」と驚いている。(有野 博幸) 以前からミニオンシリーズのファンだった愛之助。声優として出演が決まり「やったー! ミニオン役をやらせてくれるの?」と大喜びしたが、「台本を読んだら、悪い人でした」と苦笑い。「それでもミニオンの世界に入るのは名誉なこと。作品は残りますからね。生きた証しを残せました」と参加できたことに満足げな様子だ。 グルーと高校の同級生役。「20歳も年上の鶴瓶師匠と同級生とは…。驚きましたね。同級生だったら、同じ地域で育っているということですよね。僕も(グルーと同じように)大阪弁でしゃべりたいと言ったんですけどね。却下されました」 TBS系ドラマ「半沢直樹」の黒崎検査官役で脚光を浴びた愛之助には、クセのある悪役がよく似合う。「マキシムは気取った男。悪い中にも愛嬌(あいきょう)がある。人間味があります。悪役と言っても、グルーだって、もともとは悪党ですからね」。グルーへの恨みを募らせたマキシムは昆虫に変身して襲いかかる。 グルーの前に立ちはだかる敵役は毎回、魅力的なキャラクターでミニオンシリーズの大きな見どころの一つとなっている。「歌舞伎とは違う年齢層の方々がご覧になると思うので、これをきっかけに(自分のことを)知ってもらえたら、うれしいですね」。過去の日本語吹き替え版も「怪盗グルーの月泥棒」の山寺宏一(63)、「―ミニオン危機一発」の中井貴一(62)ら毎回、実力者が敵役の声優に起用されている。 アニメの声優は2014年の映画「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」以来、10年ぶり。洋画ということもあり、予想以上に苦労した。「キャラクターが英語でしゃべる口に合わせて、日本語でセリフを言うんです。それが難しい」。収録当日に初めて見た映像に合わせる作業。「練習とかないんですよ。息継ぎのタイミングをメモするくらい。アクションなんて『おりゃー!』とか声だけで喜怒哀楽を表現する。楽しかったけど…大変でした」 鶴瓶からは「愛之助、声優うまいな!」と絶賛された。「いやいや、鶴瓶師匠はうまい以前にグルーそのものですからね。『自信ないねん!』と弱気なことを言ってましたけど、『グルー以外の何者でもありません』と言いました」。鶴瓶とは20年来の親交があり、酒を酌み交わしたことも。「誰からも愛される鶴瓶師匠と一緒に作品を作ることができて光栄です」 グルーファミリーにグルーJr.が生まれ、映画の魅力もパワーアップした。「マキシムは、一生懸命にやっているけど、ドジなところもあって突っ込みどころ満載。グルーたちも命を狙われているのに、どこかほのぼの。ミニオンたちがドタバタしているのも楽しい。グルーJr.の表情も面白い。日本のアニメとは違う表情ですよね。グルーJr.はすごい才能を秘めていると思いますよ」 芸達者で古典歌舞伎の名作「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」の団七九郎兵衛ほかで芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、新作歌舞伎「流白浪燦星(ルパン三世)」のルパン三世役でも話題に。各方面からオファーが絶えない、ひっぱりだこの52歳は「歌舞伎で培ったことは現代劇でも生かせるし、その逆もある。1年が24か月くらいあればいいんですけど…そうすれば、もっとご期待に応えられる。でも、頑張るしかないですね」。その表情には充実感が漂っていた。(かたおか・あいのすけ)本名・片岡寛之。1972年3月4日、大阪府生まれ。52歳。5歳から子役として芸能活動を始め、92年に片岡秀太郎の養子となり6代目片岡愛之助を襲名。映像ではTBSドラマ「半沢直樹」、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」などに出演。25年には大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」が控える。妻は女優の藤原紀香。屋号は松嶋屋。グルーファミリーは息子(グルーJr.)が誕生し、幸せに暮らしていた。ある日、グルーの高校時代のライバル、マキシムが恨みを爆発させ襲い掛かってくる。命を狙われることになったグルーファミリーは安全な場所に引っ越すことに。しかし、悪党を夢見る中学生のポピーは、グルーの身元を暴こうとする。ミニオンたちはグルーファミリーを守ろうと「メガミニオン」に超変身―。日本語吹き替え版の声優は鶴瓶、愛之助のほか、中島美嘉、山田杏奈ら。94分。.
歌舞伎俳優の片岡愛之助(52)が、アニメ映画「怪盗グルーのミニオン超変身」(クリス・ルノー監督、19日公開)の日本語吹き替え版でゲスト声優を務めた。笑福亭鶴瓶(72)が声を担当する主人公・グルーの高校時代の同級生で、宿敵であるマキシム・ル・マル役。以前からミニオンシリーズのファンだった愛之助は出演を喜びつつ、「まさか、鶴瓶師匠と同級生の役とは…」と驚いている。(有野 博幸) 以前からミニオンシリーズのファンだった愛之助。声優として出演が決まり「やったー! ミニオン役をやらせてくれるの?」と大喜びしたが、「台本を読んだら、悪い人でした」と苦笑い。「それでもミニオンの世界に入るのは名誉なこと。作品は残りますからね。生きた証しを残せました」と参加できたことに満足げな様子だ。 グルーと高校の同級生役。「20歳も年上の鶴瓶師匠と同級生とは…。驚きましたね。同級生だったら、同じ地域で育っているということですよね。僕も(グルーと同じように)大阪弁でしゃべりたいと言ったんですけどね。却下されました」 TBS系ドラマ「半沢直樹」の黒崎検査官役で脚光を浴びた愛之助には、クセのある悪役がよく似合う。「マキシムは気取った男。悪い中にも愛嬌(あいきょう)がある。人間味があります。悪役と言っても、グルーだって、もともとは悪党ですからね」。グルーへの恨みを募らせたマキシムは昆虫に変身して襲いかかる。 グルーの前に立ちはだかる敵役は毎回、魅力的なキャラクターでミニオンシリーズの大きな見どころの一つとなっている。「歌舞伎とは違う年齢層の方々がご覧になると思うので、これをきっかけに(自分のことを)知ってもらえたら、うれしいですね」。過去の日本語吹き替え版も「怪盗グルーの月泥棒」の山寺宏一(63)、「―ミニオン危機一発」の中井貴一(62)ら毎回、実力者が敵役の声優に起用されている。 アニメの声優は2014年の映画「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」以来、10年ぶり。洋画ということもあり、予想以上に苦労した。「キャラクターが英語でしゃべる口に合わせて、日本語でセリフを言うんです。それが難しい」。収録当日に初めて見た映像に合わせる作業。「練習とかないんですよ。息継ぎのタイミングをメモするくらい。アクションなんて『おりゃー!』とか声だけで喜怒哀楽を表現する。楽しかったけど…大変でした」 鶴瓶からは「愛之助、声優うまいな!」と絶賛された。「いやいや、鶴瓶師匠はうまい以前にグルーそのものですからね。『自信ないねん!』と弱気なことを言ってましたけど、『グルー以外の何者でもありません』と言いました」。鶴瓶とは20年来の親交があり、酒を酌み交わしたことも。「誰からも愛される鶴瓶師匠と一緒に作品を作ることができて光栄です」 グルーファミリーにグルーJr.が生まれ、映画の魅力もパワーアップした。「マキシムは、一生懸命にやっているけど、ドジなところもあって突っ込みどころ満載。グルーたちも命を狙われているのに、どこかほのぼの。ミニオンたちがドタバタしているのも楽しい。グルーJr.の表情も面白い。日本のアニメとは違う表情ですよね。グルーJr.はすごい才能を秘めていると思いますよ」 芸達者で古典歌舞伎の名作「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」の団七九郎兵衛ほかで芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、新作歌舞伎「流白浪燦星(ルパン三世)」のルパン三世役でも話題に。各方面からオファーが絶えない、ひっぱりだこの52歳は「歌舞伎で培ったことは現代劇でも生かせるし、その逆もある。1年が24か月くらいあればいいんですけど…そうすれば、もっとご期待に応えられる。でも、頑張るしかないですね」。その表情には充実感が漂っていた。(かたおか・あいのすけ)本名・片岡寛之。1972年3月4日、大阪府生まれ。52歳。5歳から子役として芸能活動を始め、92年に片岡秀太郎の養子となり6代目片岡愛之助を襲名。映像ではTBSドラマ「半沢直樹」、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」などに出演。25年には大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」が控える。妻は女優の藤原紀香。屋号は松嶋屋。グルーファミリーは息子(グルーJr.)が誕生し、幸せに暮らしていた。ある日、グルーの高校時代のライバル、マキシムが恨みを爆発させ襲い掛かってくる。命を狙われることになったグルーファミリーは安全な場所に引っ越すことに。しかし、悪党を夢見る中学生のポピーは、グルーの身元を暴こうとする。ミニオンたちはグルーファミリーを守ろうと「メガミニオン」に超変身―。日本語吹き替え版の声優は鶴瓶、愛之助のほか、中島美嘉、山田杏奈ら。94分。
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