同作はギャラクシー賞月間賞（3月度）、第119回ザテレビジョンドラマアカデミー賞6冠を加え、計9冠を獲得している。 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けたヒュー… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト（www.sponichi.co.jp）。
放送批評懇談会が選ぶ「第61回ギャラクシー賞」の贈賞式が5月31日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで行われ、今年1月期に旋風を巻き起こし、特別賞とマイベストTV賞グランプリのダブル受賞となったTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある！」（金曜後10・00）の主演を務めた俳優・阿部サダヲ（54）が登壇した。宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けたヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の宮藤氏＆阿部＆磯山晶プロデューサーが「タイガー＆ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年（昭和61年）から2024年（令和6年）にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与えた。
毎回、昭和と令和のギャップなどを小ネタにして爆笑を誘いながら、「多様性」「働き方改革」「セクハラ」「既読スルー」「ルッキズム」「不倫」「分類」、そして最終回は「寛容」と社会的なテーマをミュージカルシーンに昇華。コンプラ社会に押し付けがましくなく一石を投じる宮藤氏の意欲的な筆が冴え渡り、SNS上で大反響を呼んだ。 第5話（2月23日）、不倫疑惑を調査されているとは知らずにEBSテレビに呼ばれた八嶋智人（本人役）は「何、何、どうした？（劇中、MCに就任した土曜午後の情報番組『プレサタ』が）ギャラクシー賞獲った？早いか！」。“台詞が現実になる”“予言的中”の形になった。
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