「ただの90分ではないし、ただの引き分けじゃない」。前へと進み続ける柏U-18は川崎F U-18に執念で追い付く魂のドロー劇 ゲキサカ 高校サッカー
実は試合前に、藤田コーチはある“仕掛け”を施していたという。「今日のゲーム前に話したのが、『他のプレミアに参加しているチームと世間は、フロンターレが勝つと思っている。でも、ここにいるメンバーとあっちにいる家族の皆さんはオレたちの勝利を信じているから、そのために戦おう』と。隣の選手のために二度追いしてあげるとか、ちょっとしたことなんですけど、そういったものを積み重ねていくことで、チーム力というところは体現できたので、フロンターレさん相手に引き分けに持ち込めたのかなと思います」。
U-18での指導も3年目に入った藤田コーチが、就任当時のことを振り返った言葉が印象深い。「初めてこの子たちを見た、初めての練習で、ボール回しをしたんです。それで『カウント20ね』と言ったのに、誰も数を数えなくて、初日の10分くらいで雷が落ちました。『カウントしろ』と。もともと受け持つ時におとなしい子たちとは聞いていたんですけど、ここまでかと。そういうところからスタートしたので、今はこういう状態になったことには感慨深いものがありますね。もちろんまだまだですけど」。 今年の3年生は10人と、例年以上に少ないメンバー構成になっている。シーズン前は楽しみより不安の方が大きかったという別府が、プレミアリーグでなかなか結果が付いてこなかった序盤戦の“ある出来事”を、そっと教えてくれた。「プレミアも開幕戦で結果が出ず、難しい部分を感じていた頃に、藤田さんが『オレに付いてこい』と言ってくれたので、『もう付いていくしかないな』って。全員で『藤田さんを勝たせよう』という気持ちになって、そこから一体感が出てきたかなと思います」。
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