OpenAIは最新の大規模言語モデル「GPT-5.5」を発表し、Microsoft 365 CopilotやGoogle Geminiでも新機能が追加された。GPT-5.5は複雑なタスクを自動的に管理し、不確実な状況にも対応できる点が特徴で、AIの実用性を大きく向上させる。Microsoft 365 Copilotへの組み込みにより、企業内でのAI活用がさらに進むことが期待され、GoogleのGeminiアプリの機能強化も注目に値する。
OpenAIは4月23日、最新の大規模言語モデル「 GPT-5.5 」を発表し、同日からChatGPTおよびコーディング支援ツール「Codex」で展開を開始した。 APIは24日から提供されており、利用可能なのは有料プランのPlus、Pro、Business、Enterpriseユーザーに限られる。27日には、Microsoftも「 Microsoft 365 Copilot 」への組み込みを発表した。
OpenAIによれば、GPT-5.5はコードの記述やデバッグ、オンラインリサーチ、データ分析、ドキュメントやスプレッドシートの作成、ソフトウェア操作、複数ツールをまたいだタスク遂行に優れるという。 同社は「全ての手順を細かく管理する代わりに、整理されていない複雑なタスクでもGPT-5.5に任せることができます。
GPT-5.5は自ら計画を立て、ツールを活用し、結果を確認しながら、不確実な状況にも対応して作業を進め続けます」と説明しており、エージェントによるコーディングやコンピュータ操作、ナレッジワーク、初期段階の科学研究での性能向上を強調している。 処理速度はGPT-5.4と同等を維持しつつ、より高い知能を実現したという。
Codexタスクでは同等の作業を完了するのに必要なトークン数も大幅に削減されており、Artificial AnalysisのCoding Indexでは、競合フロンティアコーディングモデルの半分のコストで最先端の知能を提供すると主張している。 一方、Microsoftは「Microsoft 365 Copilot」での「GPT-5.5 Thinking」と「ChatGPT Images 2.0」の提供開始を発表した。
GPT-5.5 Thinkingは、Copilot Studioのアーリーリリースサイクル環境で「GPT-5.5 Reasoning」として利用可能となり、Copilot Chat、Word、Excel、PowerPointを含むMicrosoft 365 Copilot全体に順次展開する。 ChatGPT Images 2.0はCopilot in PowerPointから提供を開始し、Copilot Chatにも近日対応予定だ。
Googleは4月29日、「Gemini」アプリにおいて、チャット内でプロンプトを入力するだけでPDFやWord、Excelなど各種ファイルを直接生成やダウンロードが可能になる機能を追加した。 今回のアップデートにより、これまで必要だったコピー&ペーストや再フォーマットの手間が省け、Geminiアプリを離れることなくブレインストーミングから完成ファイルまでを一気通貫で進められるとしている。
Googleは活用例として、予算案をMicrosoft Excel(.xlsx)形式でエクスポートしたり、断片的なアイデアを箇条書きのドラフトにまとめたり、長いやりとりを1枚のPDFやMicrosoft Word(.docx)に統合したりするケースを挙げている。 対応フォーマットは、Google Workspaceファイル(Docs/Sheets/Slides)、.pdf/.docx/.xlsx/.csv/LaTeX/プレーンテキスト(TXT)、リッチテキスト(RTF)/Markdown(MD)だ。
多くのフォーマットでは端末への直接ダウンロードに加え、Google Driveへのエクスポートにも対応する。 OpenAIのGPT-5.5は、AIの進化において新たなマイルストーンを示している。 特に、複雑なタスクを自動的に管理し、不確実な状況にも対応できる点は、AIの実用性を大きく向上させるものだ。 また、Microsoft 365 Copilotへの組み込みにより、企業内でのAI活用がさらに進むことが期待される。
一方、GoogleのGeminiアプリの機能強化も注目に値する。 これまでの作業フローを大きく変える可能性を秘めている。 AI技術の進歩は、ビジネスや日常生活において、より効率的で創造的な作業を可能にするだろう
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