東京都福生市で発生した男子高校生へのハンマー襲撃事件で、逮捕された高林輝行容疑者の逃走経路が明らかになってきた。警察の包囲網を抜け出し、千葉県習志野市まで移動した容疑者の大胆な足取りと、事件当日の状況、そしてネット上の同情論について報道。
東京都 福生市 で発生した男子高校生への ハンマー襲撃 事件で、警視庁に逮捕された 高林輝行 容疑者(44)の 逃走経路 が徐々に明らかになってきた。 当初「立てこもり」とみられていた自宅からいかにして包囲網を抜け出し、千葉県習志野市のアパートへとたどり着いたのか。
防犯カメラの映像などから、その大胆な足取りが浮かび上がっている。 事件当日の4月29日、警視庁は高林容疑者が自宅に潜伏しているとみて周辺を包囲したが、正午ごろの突入時にはすでにもぬけの殻だった。 その後の捜査で、容疑者は警察の包囲網が完全に敷かれる前、あるいは手薄だった隙を突き、突入の約4時間前の午前8時ごろには、すでに裏口から逃走していたことが判明している。 警察は、誰もいない家をまんまと包囲していたことになる。
このため、犯人逃走の初動捜査は大幅に遅れたと言うほかはない。 凶器を持ったまま都内横断か? 福生から千葉への足取り 凶器のハンマーを持ったまま電車に乗っていた可能性もあり、捜査の目をかいくぐって直線距離で60キロ以上離れた習志野市までどのように移動したのか。 同庁は現在、各駅の防犯カメラ映像や交通系ICカードの利用履歴などを解析し、詳細な乗り換えルートの特定を急いでいる。
単独での行き当たりばったりの逃走だったのか、それとも誰かの手引きがあったのかは、今後の捜査の焦点となる。 ネットの同情論を吹き飛ばす、2年半前の「斧」襲撃事件 逮捕容疑は4月29日午前7時15~25分頃、福生市内の飲食店駐車場で、男子高校生(17)の顔面を金づちで複数回殴打し、殺害しようとした疑い。 高校生は左目の周囲の骨を折る重傷を負った。 調べに対し、高林容疑者は「殺すつもりはなかった」と殺意を否認しているという。
事件直前、高林容疑者は被害者らにバイクの騒音をめぐって、注意をしていたとみられる。 こうした口論が凶行に発展したとみられる。 しかし、高校生らが乗っていたバイクが一見して改造されたものとみられたため、ネット上などでは「やりすぎではあるが、注意したこと自体は理解できる」と、容疑者への同情論すら湧き上がった。
