イランのアラグチ外相は、米国との核協議について、対案の草案を数日以内に準備し、外交的合意は「非常に短期間」で達成できると見通しを示した。米大統領の警告を受け、軍事的対応は合意を困難にするとけん制。協議の焦点はウラン濃縮の平和利用保証と制裁解除。
[ワシントン 20日 ロイター] - イラン のアラグチ外相は20日、 イラン の核開発を巡る米国との協議について、対案の草案を数日中に準備するとの見通しを示した。外交的合意は「非常に短期間」で達成できると考えていると述べた。2~3日以内に草案を作成して検討した上で、1週間後をめどに米側とさらに協議する見込みだと説明した。米ケーブルテレビニュースネットワークMS NOWのインタビューに応じた。米国の軍備増強による中東での緊張の高まりを受け、トランプ米大統領は19日、 イラン と10~15日以内に合意に達しなければ「非常に悪いことが起きる」と警告していた。アラグチ氏はインタビューで、軍事的対応は合意達成の取り組みを困難にするとけん制した。\
米国からはウィットコフ特使とトランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏がイランとの核協議に参加している。アラグチ氏は、今週ジュネーブで開かれた核協議で米国側はウラン濃縮の完全停止を要求しておらず、イラン側は濃縮活動の一時停止を提案していないとの見解を示した。「現在議論しているのは、濃縮を含むイランの核計画が平和目的で、今後も平和的であり続けることをどう保証するかだ」と述べた。制裁に関する何らかの措置と引き換えに、技術的、政治的な「信頼醸成措置」が講じられるとも言及した。 イランは、核合意を再構築する上で、米国との間で対立する問題を解決しようと努力している。イランは、核兵器開発を目的としていないと主張し、核計画が平和目的であることを保証するための国際的な検証を認める用意があるとしている。 一方、米国は、イランが核兵器を開発する能力を確実に除去するような、より強力な条件を求めている。この協議の焦点は、イランのウラン濃縮活動のレベル、国際的な監視体制、制裁解除の範囲など多岐にわたっている。イランの核開発問題は、中東地域全体の安定を脅かす可能性があるため、国際社会は、この問題を外交的な手段で解決するために、集中的な努力を続けている。\ インタビューしたMS NOWのジョー・スカボロー氏はその後、トランプ政権の匿名の当局者の話として、米国の交渉担当はイラン側に、トランプ氏は濃縮活動を認めない立場だと伝えたと述べた。この当局者によると、イランが核計画の目的を発電だと保証するのであれば、イラン側にその責任があると米側は主張し、1週間以内に詳細な提案を出すよう求めたという。 この交渉の行方は、中東地域の安全保障にとって非常に重要であり、国際社会は注視している。イランと米国の交渉担当者は、互いの立場を理解し、相互に受け入れ可能な合意に達するために、引き続き協議を重ねることになるだろう。合意が成立すれば、地域における緊張緩和と安定化に繋がる可能性があり、一方、合意が成立しなければ、さらなる対立と不安定化を招く可能性も否定できない。 イランは、自国の核開発計画に関する透明性を高め、国際的な監視を受け入れる用意があることを示すことで、米国との信頼関係を構築しようとしている。 米国は、イランの核兵器開発を阻止し、中東地域の安全保障を確保するために、外交的な努力を継続している。両国間の交渉は、複雑な問題が絡み合っており、容易なものではないが、国際社会の期待に応える形で、建設的な解決策を見出すことが求められている
