吉田羊は、吉田羊シリーズの新作公演に向けた記者会見で、主演演じるリチャードの役について語りました。吉田は、本来隠したいものであるはずのネガティブな感情を“リチャード”という役のフィルターを通して解放できることが、思いのほか楽しかったです。また、演じながら自分ってこんなにも性格が悪いんだと思う瞬間もあって、演出の森新太郎さんに「そこまでやらなくてもいいよ」と言われるくらい、非常に楽しんで演じています。
開幕に際し、吉田は「本来隠したいものであるはずのネガティブな感情を“ リチャード ”という役のフィルターを通して解放できることが思いのほか楽しかったです。 演じながら自分ってこんなにも性格が悪いんだと思う瞬間もあって(笑)、森新太郎さんから『そこまでやらなくてもいいよ』と言われるくらい、非常に楽しんで演じています」と語る。
そして「シェイクスピア×森新太郎さん×吉田羊シリーズは、今回でいったん完結編となります。 前2作品とは対極にある大悪党の役ですが、彼に振り回されるそれぞれのキャラクターの背景にある思いになぞらえてご覧いただくと、非常に深く楽しんでもらえる作品となっております」とアピールし、「リチャード含めて全57役、残りの56役を9人の皆さまに演じていただくことになります」「森新太郎さん演出ならではの疾走感のある『リチャード三世』をお届けしますので、シェイクスピアに対して先入観のある方にこそぜひ劇場に足を運んでいただいて、楽しんでいただきたいです」と呼びかけた。
上演時間は休憩含む約3時間。 公演は5月31日までPARCO劇場で行われたのち、6月6・7日に大阪・森ノ宮ピロティホール、13・14日に愛知・東海市芸術劇場 大ホール、20・21日に福岡の久留米シティプラザ ザ・グランドホール、27日に岩手・奥州市文化会館 Zホールを巡る。1カ月強稽古を続けてきて、いよいよ皆様に観ていただけるというワクワクと緊張があります。 非常に和気あいあいとした座組みで、こんなに残酷な話をやっているとは思えないくらい爆笑に次ぐ爆笑の稽古場でした。
リチャードを演じていて難しいことは身体の造形で、演じているときは身体をくの字に曲げているため、腰痛ケアが必須です(笑)。 一方で、本来隠したいものであるはずのネガティブな感情を“リチャード”という役のフィルターを通して解放できることが思いのほか楽しかったです。 演じながら自分ってこんなにも性格が悪いんだと思う瞬間もあって(笑)、(演出の)森新太郎さんから「そこまでやらなくてもいいよ」と言われるくらい、非常に楽しんで演じています。
醜い感情が乗るからこそ、その先にあるリチャードの悲しみ、切なさのようなものが生きてくるかなと思っているので思い切り演じていきたいです。 この作品の見どころの一つは、リチャードの大芝居です。 王様になるために企みを隠し、言葉巧みに良心のある人を演じている。 到底なびかないだろうと思えた周りの人々が(リチャードの振る舞いによって)次々と翻意していく。
そのさまが非常に爽快で面白く、最初こそお客様とリチャードが共犯関係で「ここは嘘だよね、本当だよね」とわかっていた部分が、途中から熱情に浮かされてわからなくなっていく、嘘と誠の境界線が曖昧になっていくさまが面白さの一つだと思います。 シェイクスピア×森新太郎さん×吉田羊シリーズは、今回でいったん完結編となります。 前2作品とは対極にある大悪党の役ですが、彼に振り回されるそれぞれのキャラクターの背景にある思いになぞらえてご覧いただくと、非常に深く楽しんでもらえる作品となっております。
リチャード含めて全57役、残りの56役を9人の皆さまに演じていただくことになります。 こうしたとても演劇的な挑戦という部分もありますし、森新太郎さん演出ならではの疾走感のある「リチャード三世」をお届けしますので、シェイクスピアに対して先入観のある方にこそぜひ劇場に足を運んでいただいて、楽しんでいただきたいです。 劇場でお待ちしております。 この作品の本当にすべてが見どころですが、(吉田)羊さん演じるリチャードが、自分の思い通りにいったときの楽しそうな、嬉しそうな表情をされるところがたまらないです(笑)。
本当にひどいことをしているのですが、観ているお客様もその表情に乗せられて楽しくなってしまうのではないかなと思います。 それがこの作品の面白いところで、冒頭からお客様が巻き込まれていくお芝居になっているので、リチャードの表情は見どころの一つだと思います。
