小学生の性被害増加を受け、島根県松江市で包括的性教育を広める座談会が開かれました。自分の体を大切にし、自己決定権や他者との適切な距離感を学ぶことで、性犯罪の防止を目指しています。
このほど、 島根県松江市 で開かれた座談会。 参加したのは幼い子供を持つお母さんたちです。
「小学生も精子と卵子が出合って赤ちゃんができる(のは)わかる。 精子と卵子、どこから出てきたのそこで子供たち何をするかって友達とインターネットで調べます。 さらにそれにアクセスすることによってあなたそういお話好きなんですねって子供たちにそういった情報が渡っていくこれが今、日本の現状です」 「性の低年齢化」が叫ばれています。 警察庁がSNSを起因とする18歳未満の性被害を調べた結果、2019年以降、被害者は減少傾向にあります。
しかし、年代別の内訳をみると、特に小学生年代で増加の一途をたどり去年は過去最多の167人となりました。 この座談会に参加した松江市の木金文佳さんは、小学生2人のお母さんでもあり、もともと保育士として働き、おととしから従来の性教育とは違った「包括的性教育」を広める活動をしています。
「包括的性教育」とは、身体の発達や、思春期による心の変化、感染症を学ぶ現在の学校教育での「性教育」とは異なります。 包括的性教育では「自分の体は自分のもの」である、自己決定権をもったうえで、人との信頼関係や適切な距離感などを学んでいきます。 参加者は自身が親の立場から「子どもの性の成長にどう向き合って、見守っていくべきか」そのヒントを求め、参加しました。
木金さんは大人が子供に対しても体に触れるときは相手の気持ちを確認すること、そして「いや」と言われたらやめることなど、自分のからだを大切にすることを伝え、その先に性犯罪の防止にもつなげていきたいと考えています。 ここは誰でも参加できます。 木金さんは月に1度のペースで、ここで「性教育カフェ」という場所を設けていて、性の教育にまつわる書籍を自由に手に取って、読むことができます。 中には女性の生理について仕組みを学ぶ本もありました。
