ベネディクト・カンバーバッチとの交流と映画『サンキュー、チャック』撮影秘話

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ベネディクト・カンバーバッチとの交流と映画『サンキュー、チャック』撮影秘話
ベネディクト・カンバーバッチサンキュー、チャックマイク・フラナガン

俳優がベネディクト・カンバーバッチとの近況や、映画『サンキュー、チャック』の撮影順序とダンスシーンの重要性、作品テーマについて語るインタビュー記事

──東京コミコンと大阪コミコンで来日してくださいましたね。 ベネディクト・カンバーバッチ と共に来られましたが、実はその翌年また彼が戻ってきた時、あなたとは近所だから時々会って話していたけれど、最近はあなたが忙しそうで会えていないと話していたんです。

彼、ちょっと寂しそうでしたよ。 これは雑談ですけど、最近、彼とは会っていますか? (笑) アッハハ(笑)彼とは会えていませんが、電話で話すことはあります。 とても古風ですよね。

そうですね、通話はしています。 会えてはいません。 彼も忙しいですからね。 面白いんですよ。

近所に住んでいるのに、お互い違う時間に働いて、スケジュールもバラバラ。 あまり会えなくて。 直近はいつだったかな? まぁ、近いうちに会えると思いますよ。

──「サンキュー、チャック』とても心に残りました。 この映画は、チャックの映画を終わりから遡っていくという一風変わった構成になっています。 実際の撮影順序はどうでしたか? そして、そのことはキャラクターや物語の理解にどのように影響しましたか?

本作の監督・脚本のマイク・フラナガンは、あのダンスシーンがある意味でこの映画の中核になるとわかっていたんですね。 この一見マイルドで物腰柔らかい会計士、スーツを着て、ブリーフケースを携えたビジネスマンの魂の内面がダンサーであり、その魂が自由になって自分を表現したいと切望していることを、観客に理解させるためです。 そしてあのダンスシーンは、喜びと自由さ、動き、そして音楽と共に、彼の中の子ども心が爆発的に飛び出す瞬間だったのです。 なので、あのシーンはすごく野心的で、スタートポイントとして良いと思いました。

彼は、その週の終わりには、まるで編集室の金庫にでもしまっておくような感じでシーンを固めていました。 そして、残りのシーンをその周辺に構築していったのです。 そこが本作の撮影の出発地でした。 どういうわけか、それが相応しいと思いました。

なぜなら本作は、どんな人間の魂も直線的でもないし、単純でもなく、一つのものというわけでもないということを描いているからです。 全ての人間の魂は広大で複雑で深遠であり、ウォルト・ホイットマンの詩に表されているように、“あらゆるものを内包している”のです。 私たちは様々なもので成り立っています。 私たちは、これまでに愛した全ての人であり、彼らと共にした全ての瞬間そのものなのです。

私たちは、私たちの全ての記憶、喜び、そして痛みでできている。 だから、順序をバラバラにして撮影することは、この作品のテーマそのものの一部であるように思いました。 この映画はたくさんの要素やたくさんの人によって作られているのだと思います。1人の人間の人生が、たくさんの要素やたくさんの人でできているように。 わぁ、その通りです。

懐かしい話ですね。 クリストファー・リーヴの話をしたのは、もう15年ほど前のことだったと思います。 なので、あなたはしっかりリサーチしてくださったのですね(笑)。 『雨に唄えば』(1952)のジーン・ケリーのダンスは永遠に残る映像ですよね。

もしも世界が機械化されても、ジーン・ケリーはどうやってあの作品を成し遂げたのか、畏敬の念と共に不思議に思われるでしょう。 なので、フレッド・アステアやジーン・ケリーはかなり見ましたし、ニコラス・ブラザーズやマイケル・ジャクソン、パトリック・スウェイジも参照しました。 僕の90年代の青春が込められています。 素晴らしい質問です。

直感的には、第1作、つまり『エピソード4/新たなる希望』ですね。 僕が初めて観た作品だから、というのもあります。 あの映画は、独創性と、ある種の驚きや畏敬の念、そして創造的な魂が宿っていると思います。 とても素晴らしい。

完璧な作品です。 そして全員の演技も鮮やかでした。 マーク・ハミルとこれまで共演していなかったというのが、今でも信じられないくらいです。 でも、もし過去に戻って10歳当時の自分に、「将来スカイウォーカーと共演することになるよ」と伝えたら、きっと驚くでしょうね。

──いつか『スター・ウォーズ』に登場するあなたを見てみたいです。 さて、チャックの物語は形而上学的なものでしたが、今やロキも形而上学的な存在になりました。 来たる『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』にもたくさん登場してくれますか? 僕の予想は覆されました。

脚本を読んだ時にも、これは並外れたものになると思いました。 ──ありがとうございます、承知しました(笑)それでは再び『サンキュー、チャック』について。 昨年、あなたと舞台で共演されたヘイリー・アトウェルとお話ししたんです。 その時に、実はあなたについて尋ねました。

彼女はあなたについて、とても遊び心があって、ほとんど子どものように物事を探究し、好奇心を持ち続けている人だと話していました。 そういった精神が、まさにダンスのシーンに現れていたと思います。 あのシーンでは、ただ振り付けに従うだけではなく、あなた独自の遊び心やインスピレーションを加えていたのではないでしょうか? まず、ヘンリーからのお話が聞けてとても嬉しいです。

僕も彼女について同じように思います。 彼女も才能に溢れた、刺激的で、遊び心のある、陽気で献身的なパフォーマーです。 彼女との共演は、僕がこれまで舞台で経験した中でも特に楽しいものでした。 あの舞台でのベネディクトとベアトリスのシーンはとても素敵で、彼女と毎晩演じられたこと、本当に楽しめました。

それで、質問の部分に答えますと、まさにそうでした。 ダンスというものには、今この瞬間を気ままに楽しむ、喜びに満ちた性質があると思います。 僕たちは皆、いつも内なる子ども心を携えているもので、その子ども心というのは、人生のすべての場面にとって相応しい訳ではない。 けれど、状況が安心できて、落ち着いていて、安全である時、きっと遊びや、喜びを味わう時間があるんです。

そして僕は、あの場面の喜びや楽しさというのは、ほとんど僕の仕事上の要件のようなものだとわかっていました。 だから、あの数日間の僕の仕事というのは、無邪気でいることだったんです。 自分の中にある子ども心を解き放って、ただ楽しませてあげることが、僕の仕事だったというわけです。

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