4月から5月にかけて開催される「SHIZUOKAせかい演劇祭 2026」に向けて、昨日3月9日に東京のアンスティチュ・フランセ東京に向けてプレス懇談会が行われ、第1部では「SHIZUOKAせかい演劇祭 2026」「ストレンジシード静岡 2026」を中心としたトークセッション、第2部はSPACの2026年度年間プログラムについて、語られた。ここでは第1部の様子をレポート。第1部には「SHIZUOKAせかい演劇祭 2026」アーティスティックディレクターの石神夏希、下島礼紗、鈴木ユキオ、「ストレンジシード静岡...
「SHIZUOKAせかい演劇祭」は、SPAC-静岡県舞台芸術センターが国内外の優れた舞台芸術作品を紹介する演劇祭。まず成島は、石神が台本・演出を担う「うなぎの回遊」について「今作は1年以上のリサーチを行い、先月ワークインプログレス公演も行われました。どのような作品なのでしょうか?」と石神に質問を向ける。石神は「ブラジルにルーツをお持ちの方を一般公募して、その中から選ばれた4名の方たちを出演者にお迎えし、さらにSPACの俳優2名、スタッフたちとスタートしたプロジェクトです。いろいろなリサーチを重ねつつ、皆さんのお宅に伺ったり、子供の頃に過ごした場所を一緒に訪れたりと一緒に時間を過ごしながらクリエーションを進めてきました。そういった皆さんのお話に、謎多きうなぎの生態をモチーフとして導入しています。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、東アジアにいるうなぎは3000kmぐらい離れたマリアナ諸島まで半年くらいかけて旅をし、そこで卵を産みます。そこで生まれた赤ちゃんたちは3000kmの旅をして東アジアにやって来て、卵を産む頃になるとまた3000kmの旅をして卵を産みます。地球規模でと言いますか、壮大な旅をしながら生きていくうなぎの姿に、さまざまな理由で海を超えてたくましく生きてこられた方たちの物語を重ねる形で創作しています」と説明した。下島はワークインプログレス公演「さあ環境に抵抗しよう、死に抵抗しよう。そうさ生に抵抗するのさ、」を発表。本作は、1966年の静岡県一家4人殺害事件で再審無罪が確定した袴田巌氏の“歩行”に注目した作品となる。下島は「袴田さんが歩いている姿をテレビで拝見したとき、“明快に歩いている”という感じがしたんです。距離とか時間ではなく、袴田さんの歩き方が素敵だなと。そこで今作では袴田さんの歩行を通して、歩行とは一体何かを考えてみたいと思っています。(鈴木忠志考案の)スズキトレーニングメソッドの歩行トレーニングを積んだSPACの俳優さんたちとご一緒しますが、彼らが袴田さんの歩行に挑むとどういうことになるのか楽しみです。またクリエーションの過程で、関係者の方たちにお話を聞いたり、死刑制度廃止運動の会合に出たりしていますが、私が今回やりたいのは袴田さんのドキュメンタリーではなく袴田さんの歩き方なので、袴田さんの行動や歩行にもっとクローズアップして、人間という生き物について発見したいと思っています」と言葉に力を込めた。鈴木は「 ストレンジシード静岡 2026 」コアプログラムとして英国Stopgap Dance Companyと協働し、インクルーシブダンス作品「Peace & Quiet」を披露する。鈴木は今回の演劇祭のキャッチコピー「『せかい』はあなたの隣に住んでいる。」に触れ、「本当にその通りだなと思っていて。実は自分の周りにすべてがあって、ただそれがどういうふうに見えているのかはみんな切り取り方が違うんですよね。今作はイギリスのStopgap Dance Companyという健常のダンサーと車いすダンサー、障がいを持っていると言われているダンサーたちとのコラボレーション作品で、松坂屋静岡店 北館屋上で上演します。すごく景色が良い場所です。これまでストリートでやってきましたが、今回も同じように多くのお客さんが一緒に踊れるような、作品を体感できるような場が作れたらいいなと思っています」と話した。また今回の演劇祭にはBIOTOPEというプログラムも。これは国際交流基金との共催で、東南アジア諸国との舞台芸術による国際交流事業。具体的には2026年から3年間わたり、日本および東南アジアの劇作家が交流しながら劇作に取り組むアートキャンプや、東南アジア諸国の舞台芸術作品の招聘、招聘アーティストによるワークショップなどが実施される。石神は「BIOTOPEでは、舞台芸術界においてアーティストがでどうやって持続可能な活動を行っていくのか、SPACのような公立の劇場やパブリックスペースで行われるシアターフェスティバルがどうやって社会の中で機能していくかを改めて考えます。クリエーションを核に置きながら、劇場や演劇、舞台芸術という概念自体を脱皮させていくと言いますか、自分たちなりのエコシステム、社会と接続していく仕組みを考え、対話していくプラットフォームになります」と説明した。さらに「せかい演劇祭」のプログラムでは「」がBIOTOPEに関連した作品だと紹介。特に「マジック・メイド」をヴェヌーリ・ペレラと共に手がけるアイサ・ホクソンについて、「劇作家というよりシアターメイカー、パフォーマンスメイカーと呼んだほうが良い方。アジアの舞台芸術という文脈を考えたときに、いわゆる“劇作家がいて、演出家がいて”という分業体制を前提としたフレームだとすくい取りきれないところがありますので、シアターメイカーと名乗っているような方々も視野に入れて考えていく必要があるなと思ってます」と話すと、下島と鈴木は「シアターメイカー、良い表現ですね」とうなずいた。 最後に意気込みを求められると、下島は「センシティブな内容を取り扱う作品ですが、公共劇場であるSPACさんが一緒にやろうと受け入れてくださったことをすごくうれしく思っています。SPACさんの大きな覚悟を感じますので、心して進んでまいりますのでどうぞよろしくお願いします」と意気込みを述べる。ルシア・ボカネグラ / ノエミ・ブイッスー / リータ・カルモ・マルティンス / ジュリアン・カシエ / カミーユ・ドゥクルティ / アリマ・アメル / ディミトリ・ジュルド / リータ・マテウ・ドゥクルティ / ブライ・マテウ・トリアス / マルティー・ソレール / ヴォレアク・ウン / ギリエルモ・ベイケルト 美加理 / 阿部一徳 / 大内米治 / 大高浩一 / 加藤幸夫 / 榊原有美 / 桜内結う / 大道無門優也 / たきいみき / 舘野百代 / 寺内亜矢子 / 布施安寿香 / 本多麻紀 / 三島景太 / 宮城嶋遥加 / 山本実幸 / 吉植荘一郎.
「SHIZUOKAせかい演劇祭」は、SPAC-静岡県舞台芸術センターが国内外の優れた舞台芸術作品を紹介する演劇祭。まず成島は、石神が台本・演出を担う「うなぎの回遊」について「今作は1年以上のリサーチを行い、先月ワークインプログレス公演も行われました。どのような作品なのでしょうか?」と石神に質問を向ける。石神は「ブラジルにルーツをお持ちの方を一般公募して、その中から選ばれた4名の方たちを出演者にお迎えし、さらにSPACの俳優2名、スタッフたちとスタートしたプロジェクトです。いろいろなリサーチを重ねつつ、皆さんのお宅に伺ったり、子供の頃に過ごした場所を一緒に訪れたりと一緒に時間を過ごしながらクリエーションを進めてきました。そういった皆さんのお話に、謎多きうなぎの生態をモチーフとして導入しています。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、東アジアにいるうなぎは3000kmぐらい離れたマリアナ諸島まで半年くらいかけて旅をし、そこで卵を産みます。そこで生まれた赤ちゃんたちは3000kmの旅をして東アジアにやって来て、卵を産む頃になるとまた3000kmの旅をして卵を産みます。地球規模でと言いますか、壮大な旅をしながら生きていくうなぎの姿に、さまざまな理由で海を超えてたくましく生きてこられた方たちの物語を重ねる形で創作しています」と説明した。下島はワークインプログレス公演「さあ環境に抵抗しよう、死に抵抗しよう。そうさ生に抵抗するのさ、」を発表。本作は、1966年の静岡県一家4人殺害事件で再審無罪が確定した袴田巌氏の“歩行”に注目した作品となる。下島は「袴田さんが歩いている姿をテレビで拝見したとき、“明快に歩いている”という感じがしたんです。距離とか時間ではなく、袴田さんの歩き方が素敵だなと。そこで今作では袴田さんの歩行を通して、歩行とは一体何かを考えてみたいと思っています。(鈴木忠志考案の)スズキトレーニングメソッドの歩行トレーニングを積んだSPACの俳優さんたちとご一緒しますが、彼らが袴田さんの歩行に挑むとどういうことになるのか楽しみです。またクリエーションの過程で、関係者の方たちにお話を聞いたり、死刑制度廃止運動の会合に出たりしていますが、私が今回やりたいのは袴田さんのドキュメンタリーではなく袴田さんの歩き方なので、袴田さんの行動や歩行にもっとクローズアップして、人間という生き物について発見したいと思っています」と言葉に力を込めた。鈴木は「ストレンジシード静岡 2026」コアプログラムとして英国Stopgap Dance Companyと協働し、インクルーシブダンス作品「Peace & Quiet」を披露する。鈴木は今回の演劇祭のキャッチコピー「『せかい』はあなたの隣に住んでいる。」に触れ、「本当にその通りだなと思っていて。実は自分の周りにすべてがあって、ただそれがどういうふうに見えているのかはみんな切り取り方が違うんですよね。今作はイギリスのStopgap Dance Companyという健常のダンサーと車いすダンサー、障がいを持っていると言われているダンサーたちとのコラボレーション作品で、松坂屋静岡店 北館屋上で上演します。すごく景色が良い場所です。これまでストリートでやってきましたが、今回も同じように多くのお客さんが一緒に踊れるような、作品を体感できるような場が作れたらいいなと思っています」と話した。また今回の演劇祭にはBIOTOPEというプログラムも。これは国際交流基金との共催で、東南アジア諸国との舞台芸術による国際交流事業。具体的には2026年から3年間わたり、日本および東南アジアの劇作家が交流しながら劇作に取り組むアートキャンプや、東南アジア諸国の舞台芸術作品の招聘、招聘アーティストによるワークショップなどが実施される。石神は「BIOTOPEでは、舞台芸術界においてアーティストがでどうやって持続可能な活動を行っていくのか、SPACのような公立の劇場やパブリックスペースで行われるシアターフェスティバルがどうやって社会の中で機能していくかを改めて考えます。クリエーションを核に置きながら、劇場や演劇、舞台芸術という概念自体を脱皮させていくと言いますか、自分たちなりのエコシステム、社会と接続していく仕組みを考え、対話していくプラットフォームになります」と説明した。さらに「せかい演劇祭」のプログラムでは「」がBIOTOPEに関連した作品だと紹介。特に「マジック・メイド」をヴェヌーリ・ペレラと共に手がけるアイサ・ホクソンについて、「劇作家というよりシアターメイカー、パフォーマンスメイカーと呼んだほうが良い方。アジアの舞台芸術という文脈を考えたときに、いわゆる“劇作家がいて、演出家がいて”という分業体制を前提としたフレームだとすくい取りきれないところがありますので、シアターメイカーと名乗っているような方々も視野に入れて考えていく必要があるなと思ってます」と話すと、下島と鈴木は「シアターメイカー、良い表現ですね」とうなずいた。 最後に意気込みを求められると、下島は「センシティブな内容を取り扱う作品ですが、公共劇場であるSPACさんが一緒にやろうと受け入れてくださったことをすごくうれしく思っています。SPACさんの大きな覚悟を感じますので、心して進んでまいりますのでどうぞよろしくお願いします」と意気込みを述べる。ルシア・ボカネグラ / ノエミ・ブイッスー / リータ・カルモ・マルティンス / ジュリアン・カシエ / カミーユ・ドゥクルティ / アリマ・アメル / ディミトリ・ジュルド / リータ・マテウ・ドゥクルティ / ブライ・マテウ・トリアス / マルティー・ソレール / ヴォレアク・ウン / ギリエルモ・ベイケルト 美加理 / 阿部一徳 / 大内米治 / 大高浩一 / 加藤幸夫 / 榊原有美 / 桜内結う / 大道無門優也 / たきいみき / 舘野百代 / 寺内亜矢子 / 布施安寿香 / 本多麻紀 / 三島景太 / 宮城嶋遥加 / 山本実幸 / 吉植荘一郎
下島礼紗 SHIZUOKAせかい演劇祭 2026 ストレンジシード静岡 2026
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