株式会社TARGET JAMMのプレスリリース(2026年5月31日 12時31分)目指せ!猫AIM薬の早期承認
近年は都市部を中心にマンションの増加など居住環境の変化やコロナ禍での巣ごもり需要から、猫の飼育頭数が増加、現在では1,000万頭に迫り、ネコノミクスとも呼ばれるペット関連市場が成長を続けています。
そのような中、当メディアでは、2024年から、より良い人と猫との共生社会の実現を目指し、猫に関連する研究者・臨床獣医師・産業界・行政・保護団体等の方々をつなぐ「ねこのフォーラム」を開催してまいりました。 この度、ねこのフォーラムでは、猫に非常に多い腎臓病の治療薬として大きな期待が寄せられる猫AIM薬について、その1日も早い実用化を後押しするため、100万人のオーナー様と早期承認を目指した署名活動を行うことといたしました。 国内で飼育される猫は約1,000万頭にのぼり、いまや犬を上回る数が、家族の一員としてかけがえのない存在となっています。
一方で、猫は加齢とともに腎臓の機能が低下しやすく、腎臓病は高齢の猫の約4割が罹患するとされています。 近年は飼い猫の高齢化も進んでいることからも、腎臓病への対策はこれまで以上に多くのご家族にとって切実なテーマとなっています。 猫が腎臓病になりやすい背景には、その祖先が乾燥地帯で暮らしていたことから、少ない水分で老廃物を排出するために尿を濃く凝縮する体のしくみがあり、腎臓に負担がかかりやすいと考えられています。
初期は多飲多尿などの分かりにくい変化にとどまることが多く、飼い主様が気づいたときにはすでに進行していることも少なくありません。 これまでの獣医療では、腎臓病は輸液や食事療法などの対症療法によって進行を緩やかにすることが中心でした。 病気の進行そのものを根本から抑える治療法は、長らく存在しなかったのです。 多くの飼い主様にとってなすすべのない病気でしたが、この現実を変えるとして期待を集めるのが、猫AIM薬です。
AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)は、血液中に存在し、体内にたまった老廃物に目印を付けて除去を促すはたらきを持つタンパク質です。 猫AIM薬は、AIMの発見者である宮﨑徹博士が25年以上にわたって重ねてこられた研究の成果が形になったものといえます。 これまでの研究で、猫をはじめとしたネコ科動物では特にこのAIMが血液中の抗体(IgM)と強く結びついたままになり、必要なときに遊離して十分にはたらくことができないことが分かってきました。
これが猫に腎臓病が多いことの一因と考えられており、AIMを薬として体外から補うことで腎臓のはたらきを助け、病状の進行を抑制する効果があるとされています。 この猫AIM薬について、2026年4月24日、宮﨑博士が代表取締役を務める創薬企業・株式会社IAM CATが、農林水産省へ動物用医薬品として製造販売承認申請を行いました。 承認が実現すれば、世界で初めて猫の腎臓病の進行を抑制する治療薬となります。 承認申請後の審査には一定の時間を要します。
そこで、私たちは多くの腎臓病の猫やその家族が腎臓病に向き合いながら猫AIM薬を期待して待っておられます。 私たちは、一刻も早く承認がなされるよう、この猫AIM薬の早期承認を求める署名活動を行うことといたしました。
集まった署名は、動物医薬品を所管する農林水産省へ提出することを予定しており、「待っている飼い主がこんなにもいる」という社会的な期待・必要性の大きさを示し、審査が円滑かつ迅速に進むことの後押しとなればと考えております。 1人でも多くの方のご参加が、1000万頭の猫を、そして一緒に暮らす人々の未来を変え、さらにその先には人の腎臓病をはじめとするさまざまな疾患への応用も期待されていることから、私たちは、猫の医療の前進が人の医療の発展にもつながることを願い、本署名活動や一連の取組を進めてまいります。
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