左手首の手術から復帰した女子プロゴルファーの小祝さくらが、ダイキン・オーキッド・レディースで12位、台湾ホンハイ・レディースで13位、Vポイント×SMBCレディースで14位と、復帰戦から好成績を収めた。ホールインワンを達成し、結婚も発表。変わらぬマイペースでゴルフを楽しむ姿が印象的。
その存在感は、やはり際立つ。左手首の手術を受けた女子プロ ゴルフ ァーの 小祝さくら (27)が、昨年7月下旬以来の出場となった今季ツアー開幕戦、ダイキン・オーキッド・レディース(3月5~8日、沖縄・琉球GC=パー72)で元気な姿を見せた。4日間ラウンドして12位。第2戦の新規大会、台湾ホンハイ・レディース(12~15日、台湾・オリエントG&CC=パー72)は13位、第3戦のVポイント×SMBCレディース(20~22日、千葉・紫CCすみれ=パー72)でも14位。3試合続けて10位台と、故障明けとしては上々の成績を残した。 開幕戦では自身8年ぶり2度目の ホールインワン を達成。第3戦が始まる前、同学年の有望プロで欧州ツアーが主戦場の桂川有人(27)と結婚していたことが明らかになった。どんな状況でもニコニコと、見る者を和ませる自然体は不動だ。テンポ良くプレーするスタイルも変わらない。早い段階でツアー通算13勝目が近づくかもしれない。(時事通信社 小松泰樹)長年にわたりツアーを休まなかった小祝が、シーズン中の昨年8月から4カ月も離脱。左手首の小指側にある「三角線維軟骨複合体」の損傷で9月に手術を受け、オフを含め7カ月ものブランクを経て久しぶりの試合に臨んだ。3月5日、ダイキン・オーキッド・レディースの初日。どんな表情でスタートホール(1番)のティーイングエリアにやって来るのか。少なからず感慨をにじませるか、それとも、いつも通りか。近くで見てみると…後者の小祝だった。 自分のリズムで、きれいなティーショットを放った。ラウンド後、報道陣に「緊張感は全然なかったですね」と、さらりと語った。やっと戻ってきた、という心境だったのか―。そう問われても「それも、あまりなくて」とほほ笑んだ。予選ラウンドは、1998年度生まれの「黄金世代」同士で地元沖縄県出身の新垣比菜と同組。「比菜ちゃんへの応援がすごかったですね」。新鋭の荒木優奈を加え、おっとり系の3人がそろい、楽しく回れたようだ。第1日は3オーバーの72位。3番で10メートルのバーディートライを強めに打ち、「(カップではねて)一度浮いてから入りました」。復帰後の初バーディーでギャラリーを沸かせた。その後は後半にダブルボギーをたたくなどスコアを四つ落としたが、左手首への過度な負担を避けて無理をしなかった結果のボギーもあった。「かみ合わなかったけど感覚は悪くないので、修正してあすは良いスコアで回れたら」。順位を見れば予選通過が黄信号でも、それを感じさせない。 翌日、猛チャージした。「きょうは(一日)4アンダーを目標にしました」。インスタートの12番で一つ伸ばし、続く13番(160ヤード、パー3)で圧巻のショットを披露。第1打を7番アイアンでピンの3メートル手前に落とすと、3バウンドしてカップインした。今季のツアー第1号となる ホールインワン を達成。その後も2バーディーを重ね、「前半で目標をクリア(5アンダー)したので、途中から6アンダーに改めました」。後半、7番までにさらに二つ伸ばすと「8アンダーに変えました」。ラウンド中に目標設定を上方修正していった。最終9番をボギーとしたものの66をマーク。一気に13位まで駆け上がった。小祝の ホールインワン は2018年4月13日、KKT杯バンテリン・レディースオープンの初日以来。久々のエースに「これまでも惜しいのはあったんですけど。入るとは思わなかったから(カップに)消えた瞬間、びっくりです」。13番には ホールインワン 賞(50万円)が設けられていた。使い道を聞かれると「沖縄はステーキが有名だから、食べたいですね」とにっこり。その日のうちに舌鼓を打ったと、翌日に笑顔で報告した。 「ステーキを食べました。めっちゃ、おいしくて、今まで食べたステーキの中でベスト3に入りますね。10オンス(283グラム)、1万円でした」。楽しみながら英気を養うことも、活躍の原動力なのだろう。それがプレーに表れたのか、第3日はその日ベストタイの69で回り、5位に浮上。トップ10に名を連ねた。その頃、国内 スポーツ は野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で盛り上がっていた。東京ドームで日本など5カ国・地域が争う1次リーグC組の試合が行われ、大谷翔平選手(ドジャース)らが躍動。 ホールインワン を決めたのは、WBC日本代表「侍ジャパン」が初戦の台湾戦に臨む日だった。小祝は仲のいい竹田麗央の影響もありプロ野球のオリックス戦をしばしば観戦。ただし、野球への関心がWBCまでには及んでいないようで、その話題を報道陣に振られても「(興味は)ないですね」と、あっさり。宮崎県で合宿した際も侍ジャパンには目を向けず、オリックスのキャンプを見たという。変化球なし、直球一本のような小祝流のマイペースだ。.
その存在感は、やはり際立つ。左手首の手術を受けた女子プロゴルファーの小祝さくら(27)が、昨年7月下旬以来の出場となった今季ツアー開幕戦、ダイキン・オーキッド・レディース(3月5~8日、沖縄・琉球GC=パー72)で元気な姿を見せた。4日間ラウンドして12位。第2戦の新規大会、台湾ホンハイ・レディース(12~15日、台湾・オリエントG&CC=パー72)は13位、第3戦のVポイント×SMBCレディース(20~22日、千葉・紫CCすみれ=パー72)でも14位。3試合続けて10位台と、故障明けとしては上々の成績を残した。 開幕戦では自身8年ぶり2度目のホールインワンを達成。第3戦が始まる前、同学年の有望プロで欧州ツアーが主戦場の桂川有人(27)と結婚していたことが明らかになった。どんな状況でもニコニコと、見る者を和ませる自然体は不動だ。テンポ良くプレーするスタイルも変わらない。早い段階でツアー通算13勝目が近づくかもしれない。(時事通信社 小松泰樹)長年にわたりツアーを休まなかった小祝が、シーズン中の昨年8月から4カ月も離脱。左手首の小指側にある「三角線維軟骨複合体」の損傷で9月に手術を受け、オフを含め7カ月ものブランクを経て久しぶりの試合に臨んだ。3月5日、ダイキン・オーキッド・レディースの初日。どんな表情でスタートホール(1番)のティーイングエリアにやって来るのか。少なからず感慨をにじませるか、それとも、いつも通りか。近くで見てみると…後者の小祝だった。 自分のリズムで、きれいなティーショットを放った。ラウンド後、報道陣に「緊張感は全然なかったですね」と、さらりと語った。やっと戻ってきた、という心境だったのか―。そう問われても「それも、あまりなくて」とほほ笑んだ。予選ラウンドは、1998年度生まれの「黄金世代」同士で地元沖縄県出身の新垣比菜と同組。「比菜ちゃんへの応援がすごかったですね」。新鋭の荒木優奈を加え、おっとり系の3人がそろい、楽しく回れたようだ。第1日は3オーバーの72位。3番で10メートルのバーディートライを強めに打ち、「(カップではねて)一度浮いてから入りました」。復帰後の初バーディーでギャラリーを沸かせた。その後は後半にダブルボギーをたたくなどスコアを四つ落としたが、左手首への過度な負担を避けて無理をしなかった結果のボギーもあった。「かみ合わなかったけど感覚は悪くないので、修正してあすは良いスコアで回れたら」。順位を見れば予選通過が黄信号でも、それを感じさせない。 翌日、猛チャージした。「きょうは(一日)4アンダーを目標にしました」。インスタートの12番で一つ伸ばし、続く13番(160ヤード、パー3)で圧巻のショットを披露。第1打を7番アイアンでピンの3メートル手前に落とすと、3バウンドしてカップインした。今季のツアー第1号となるホールインワンを達成。その後も2バーディーを重ね、「前半で目標をクリア(5アンダー)したので、途中から6アンダーに改めました」。後半、7番までにさらに二つ伸ばすと「8アンダーに変えました」。ラウンド中に目標設定を上方修正していった。最終9番をボギーとしたものの66をマーク。一気に13位まで駆け上がった。小祝のホールインワンは2018年4月13日、KKT杯バンテリン・レディースオープンの初日以来。久々のエースに「これまでも惜しいのはあったんですけど。入るとは思わなかったから(カップに)消えた瞬間、びっくりです」。13番にはホールインワン賞(50万円)が設けられていた。使い道を聞かれると「沖縄はステーキが有名だから、食べたいですね」とにっこり。その日のうちに舌鼓を打ったと、翌日に笑顔で報告した。 「ステーキを食べました。めっちゃ、おいしくて、今まで食べたステーキの中でベスト3に入りますね。10オンス(283グラム)、1万円でした」。楽しみながら英気を養うことも、活躍の原動力なのだろう。それがプレーに表れたのか、第3日はその日ベストタイの69で回り、5位に浮上。トップ10に名を連ねた。その頃、国内スポーツは野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で盛り上がっていた。東京ドームで日本など5カ国・地域が争う1次リーグC組の試合が行われ、大谷翔平選手(ドジャース)らが躍動。ホールインワンを決めたのは、WBC日本代表「侍ジャパン」が初戦の台湾戦に臨む日だった。小祝は仲のいい竹田麗央の影響もありプロ野球のオリックス戦をしばしば観戦。ただし、野球への関心がWBCまでには及んでいないようで、その話題を報道陣に振られても「(興味は)ないですね」と、あっさり。宮崎県で合宿した際も侍ジャパンには目を向けず、オリックスのキャンプを見たという。変化球なし、直球一本のような小祝流のマイペースだ。
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