<主張>中朝首脳会談 非核化置き去り許されぬ 社説

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<主張>中朝首脳会談 非核化置き去り許されぬ 社説
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中国の習近平国家主席が7年ぶりに北朝鮮を訪問し、金正恩朝鮮労働党総書記と会談した。両氏は戦略的な協力関係の拡大で一致した。双方の発表に朝鮮半島の「非核化」への言及はなかった。

中国の習近平国家主席が7年ぶりに北朝鮮を訪問し、金正恩朝鮮労働党総書記と会談した。 両氏は戦略的な協力関係の拡大で一致した。 双方の発表に朝鮮半島の「非核化」への言及はなかった。

中国は朝鮮半島の非核化を外交の原則として掲げてきたはずだ。2019年6月の前回訪朝時には、習氏は朝鮮半島の非核化実現の重要性を表明していた。 今回の発表から「非核化」の文言が消えたことは、中国が北朝鮮の核兵器保有を黙認したということなのか。

「非核化」の置き去りは認められない。 昨年9月の正恩氏の訪中以降、中国は朝鮮半島の非核化を唱えていない。 今年5月の米中首脳会談をめぐっては、米側が北朝鮮の非核化を「共通目標」として確認したと公表した。 一方、中国側の発表にはそのような言及はなかった。

非核化をめぐる中国の「黙認」姿勢には中朝関係の変化がある。 北朝鮮は、ウクライナ侵略を続けるロシアへ、兵力や砲弾・ミサイルを供給し、その見返りに金銭や比較的高度な軍事技術をもらっている。 露朝の急接近に、中国は不快感を抱いている。 朝鮮半島の非核化に向け、日本は米韓両国と連携していく必要性がますます高まっている。

拉致問題解決を求めることも欠かせない。 習氏は、朝鮮労働党の機関紙、労働新聞に寄稿し「覇権主義や軍国主義の復活を企てる策動に反対」などと主張した。 日米両国への非難であるとすれば話にならない。 そもそも、休戦中の朝鮮戦争は、北朝鮮の韓国侵略である。

この侵略に加担して派兵したのが中国だ。 ウクライナ侵略でもロシアの継戦を支えている。 鏡を見てから物を言ったらどうか。

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