2024年パリ五輪出場権を獲得したハンドボール男子日本代表が30日、都内で会見した。五輪予選(ドーハ)を制し、1988年ソウル大会以来、36年ぶりの自力出場。男子バスケットボール、バレーボールに続い
今後、各選手は日本リーグで力を磨き、来夏へ備える。部井久アダム勇樹(同)は「まだまだこれはスタートライン。パリ五輪へ個人としても成長することがチームの成長にもつながる」。東江主将も「フィジカルにしろ技術にしろ、全てにおいてレベルアップする必要があると思う。(21年)東京五輪に出場して予選リーグ敗退という悔しい思いをしたので、予選リーグ突破、ベスト8に入ることが目標になる。そこからメダルに挑戦する、という目標になってくる」と見通した。
早期に出場権をつかめたことで、日本協会側もパリ本大会へ強化を加速させる構え。日本リーグの海外選手選抜と日本代表の練習試合のほか、今夏に来日したフランスの強豪パリSGとは、定期的にミーティングを行って関係を深めており、再び親善試合が実現すれば強化の助けとなる。金丸恭文会長は「そういうことは是非やってみたい。大がかりな仕掛けができればいいと思う。今後は選手の海外留学も当たり前にしたいし、協会としてもバックアップしたい」と力を込めた。
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